5月11日(水)、雨模様。
先般、斑(ふ=まだら模様)がきついと平滑に研磨しても、浪を打ったようになることを書きました。
写真は、その実例。
王将と玉将の裏。
この一組は、駒型に整形してから7年ほど経ちます。
今年になって文字を彫り始めました。
彫る直前、もう一度、駒の形を整えます。
それは、経年変化で、多少駒が変形していることがあるからです。
彫った後、漆を何回か埋め込み、乾ききった段階で文字を研ぎ出します。
研ぎ出しは、木地の表面をほんの僅か削って文字を浮かび上がらせる工程です。
ところで、「斑」が強いと表面が波を打ったようになる事があります。
経年変化です。
自然は、蒸し暑かったり乾燥したりを繰り返しているので、その度に来は湿気を吸い込んだり吐き出したり。
これがいわゆる経年変化。
木地の「斑」は、木の繊維のよじれです。
木の繊維がよじれているから、あの「斑」模様が現れるのですね。
一旦真っ平らにしても、経年変化でよじれに従って伸び縮じみします。
漆を固める段階では湿気を掛けるので、「斑」が強いとさらに生じる表面の波を削って真っ平らにし無ければなりません。
どのくらい波打つかと言えば、「斑」の強さによってまちまち。
その一例として、写真に撮りました。
左は、再び真っ平らにしたところ。
右は、波を撮るために真っ平らにしようと再研磨を始めたところ。
白いのは削り滓。
これで波を打っている状態が分かりますでしょうか。
先般、斑(ふ=まだら模様)がきついと平滑に研磨しても、浪を打ったようになることを書きました。
写真は、その実例。
王将と玉将の裏。
この一組は、駒型に整形してから7年ほど経ちます。
今年になって文字を彫り始めました。
彫る直前、もう一度、駒の形を整えます。
それは、経年変化で、多少駒が変形していることがあるからです。
彫った後、漆を何回か埋め込み、乾ききった段階で文字を研ぎ出します。
研ぎ出しは、木地の表面をほんの僅か削って文字を浮かび上がらせる工程です。
ところで、「斑」が強いと表面が波を打ったようになる事があります。
経年変化です。
自然は、蒸し暑かったり乾燥したりを繰り返しているので、その度に来は湿気を吸い込んだり吐き出したり。
これがいわゆる経年変化。
木地の「斑」は、木の繊維のよじれです。
木の繊維がよじれているから、あの「斑」模様が現れるのですね。
一旦真っ平らにしても、経年変化でよじれに従って伸び縮じみします。
漆を固める段階では湿気を掛けるので、「斑」が強いとさらに生じる表面の波を削って真っ平らにし無ければなりません。
どのくらい波打つかと言えば、「斑」の強さによってまちまち。
その一例として、写真に撮りました。
左は、再び真っ平らにしたところ。
右は、波を撮るために真っ平らにしようと再研磨を始めたところ。
白いのは削り滓。
これで波を打っている状態が分かりますでしょうか。
駒の写真集
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