熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。
送料込み5000円。
残部僅少ながら、注文受付中。

目次

作品 文章 写真 販売品

NHKクローズアップ現代

2011-05-31 19:07:50 | 写真
只今、テレビ、クローズアップ現代では、日本と中国・上海での「将棋事情」を取り上げています。
暫くそれを見ることにします。

ところで、今日は、もう一組の漆を埋めた駒を、研ぎ出しに着手、2工程を進めました。
その経過を写真にしました。


これは、塗りこみが終っ漆が固まって、それを軽く研ぎだし始めた映像。
前にも書きましたが、斑があると出だしはこのように、木地の表面が波打っているのが分かります。
この木地の場合は、それほど強い斑ではないのですが、表面が波打っていることが分かると思います。

2枚目の写真は、文字がおおよそ分かる程度にまで研ぎだした段階。
まだ少し、低いところの漆が研ぎ終わっていないところで、撮影しました。
この辺りでは、摺りすぎてはいけないので、慎重に進めます。

以上、この間の説明を補足しました。



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空研ぎ

2011-05-31 04:26:20 | 文章
5月31日(火)、曇り。

肌寒続きの昨日今日、庭のサツキは、綺麗な花を付けています。
気温は4月初めですが、暦は明日から6月。
5月も今日でお終いです。

先日、近くのホームセンターで、朝顔や昼顔、ゴーやの苗を探しましたら売り切れ。
当分は入ってこないと言われましたので、種から育てることに。
以来、毎日芽が出るのを心待ちにしています。
苗で思い出したのですが、一月ほど前、家内が食材として買ったワンパック100円「エンドウのもやし」。
余った10本か20本を空き地に植え直したところ、見事な花が咲いて実を付けました。
それをもぎ取って「豆ご飯」に。
いつもより柔らかく、美味でありました。

ーーーー

昨日は、既に埋め終わっていた「古水無瀬」の研ぎ出し磨きをしました。
下の写真はその途中映像。

荒い木目の存在感のある木地を選んで、この駒を彫り始めたのは去年の夏。
注文品のように納期があるわけでもないので、仕事の空き間空き間にボツボツと彫り重ねました。
漆を埋め終わった後は、無為に時間を過ごすのも工程の内。
ようやく続きを再開しました。

ところで、研ぎ出し研磨には「水研ぎ」と「空研ぎ」がありますね。
それぞれ良いところとそうでないところがあります。
「水研ぎ」は、水を浸した砥石を盥のような物に入れて使います。
良いところは、早く研げることと、削り滓が空気中に舞わないところ。
しかし、肝心のツゲの木が水でフヤケたりカサツいたりでは、木のためには良くはありません。

「空研ぎ」は、水を使わない研ぎ方。
木のためには良いのですが、スピードでは「水研ぎ」より劣ります。
問題は細かな研ぎ滓が空気中に舞って周りを汚したり、作業者が埃を吸い込んでしまうことへの対策。
これをどうするか。
バキュームとか焼肉屋の煙吸い取り機で、手元の空気ごとを吸い取って外へ放出するのが一番です。
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駒の写真集

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