熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。送料込み5000円。
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作品 文章 写真 販売品

見よう見まね

2011-08-10 05:08:59 | 文章
8月10日(水)、朝曇り。

昨夜は、「何でも鑑定団」を見ていて、いつの間にか眠っておりました。
夜中に目を覚ますと、外では「ヒグラシ」の細い鳴き声。
それを聞きながら、いつも何か、また眠っておりました。
このところの毎日は、このようなパターン。
ぐっすり眠られるのは、幸せというものでしょう。

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余技で作っている「駒根付け」ですが、「自分も作ってみたい」という方も多い。
あるところから「講習会を」という話もあるので、前向きに考えようと思っている。
だが、実施するに当たっては問題点もある。

その一つは、生徒さんが漆で被れる恐れもあるということ。
実際には漆に触れるわけではないし、性根の強い「生漆」は使わないので、滅多にないと思うが、万が一ということもあるから、その時は自己責任というか本人の覚悟が前提である。

もう一つは、その場では完成しないということ。
漆が固まるまで、ほどほどの湿度を加えて1日程度掛かる。
書いたものは、触らないように埃がつかないように、入れ物に入れて持ち帰るか、預かるなどの工夫がいる。

昨年だったか、将棋連盟(大阪)書道班の練習日に1時間程度実地講習をさせていただいた。
この時は、それぞれが書き上げた「駒根付け」は、めいめいで持ち帰られるような容器を用意した。
結果を聞くと、1日経って、旨く出来上がったとのこと。
漆にも被れなかった。
「自らが書いた自分の根付けが出来たことが嬉しい」と満足いただけたのは、土台として「書道」をされている人だったから、旨くできたと言える面が大きいのかもしれない。

この時は、手本を示して見よう見まねのレッスンだったが、遠隔地の人用に、簡単なテキストでも作ろうかなあと思っています。

もう一つ。
多少、堅牢性に欠けても、万人向けに漆を使わない根付けもあり、かもしれませんね。

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空は、うっすらと蒼くなってきました。
今日も、猛暑日になるでしょう。

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茜色風景。
明日も暑い予感。
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