１０年前のこと

１１月１２日（土）、濃霧。

只今５時丁度。
外は真っ暗。ＪＲ関西線・加茂駅から「ゴーっ」の響き。
毎日この時間に、汽動車のテストが開始されます。
エンジンの出力を変えながら空ぶかしするテストです。

運転手は日替わり。
住民の多くは未だ起き出さない時間帯。
なので今は、空ぶかしの音を押さえめにする運転手は多いです。
中には辺り構わずフルパワーで「ガー・ガー・ガ―」と騒音をまき散らす運転手もいます。

実は１０年前、ここに引っ越して来た時は、毎朝「ガー・ガー・ガ―」フルパワーの地響きが普通でした。
マニュアルには、そのようにしろと書いてあるようです。
開始時間もマチマチ。
早い人は４時３０分にスイッチを入れる人もいます。
亀山方面、ジィーゼル列車の始発時刻は５時２８分なのです。
その１時間前から、「ガーガ―ゴーゴー」。
我々住民は「もう少し何とかならないか」と、ＪＲに改善を申し入れるためのデータを毎日集めることにしました。

その矢先の９月１１日。
この日だけは、５時を過ぎてもエンジン音は有りません。
そうです。
この日は、あの恐ろしい事件。ニューヨーク貿易センタービルに飛行機が突っ込んだのです。
それをテレビ各局は、ズーッと実況中継していました。
小生もそれをビックリしながら見ていました。

運転手も人の子。
ギリギリまでそれを見ていたのでしょう。
この日、エンジンにスイッチが入ったのは、始発１３分前の５時１５分でした。

この日を含む２週間のデーターを添えて、ＪＲ機関区の責任者と話し合いました。
結果は、まずまずの改善が図られて、５時まではエンジンを入れない、パワーは押さえる。
２０人くらいいる運転手も協力してくれました。

しかし、「フルパワー」も時々有ります。
どうやら人事異動で、新しく配属された運転手なのでしょう。
ときおり責任者には徹底をお願いするのですが、口頭だけではなく壁かどこかに「注意事項」を貼りだすのはどうか。
そう思っています。

今朝は、１０年前のことを思い出しました。

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今日は大阪で「関西駒の会」の例会があります。
師範の村田千穂女流二段がご結婚され、今日は夫妻が来られるとのこと。
それで、お祝いを申し上げるため出席したいと思っています。

小生、会の出席は１年半ぶり。
今回は２次会がメインなのですが、咳が残っているとどうかと思うので、様子を見て決めるつもりです。