熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。送料込み5000円。
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目次

作品 文章 写真 販売品

中将棋講座

2011-11-27 21:00:37 | 写真
今日の中将棋講座。その情景をアップしておきます。


小生は生徒として参加。
同じく、田中賢一さんも会場に。

先ずは、講師陣の紹介から始まりました。

続いて、神崎先生が大盤で「ルール」の説明。
大人に交じって、小学生の参加者も6~7人と多かった。

中将棋特有の最強の駒が「獅子」。

実戦は今回が初めての小生。
駒の行き方もロクスッポ覚え切れていないので、説明図と首っ引き。
田中さんも同じらしく、対局することにしました。

レッスン対局風景。
生徒は30人近い。



田中さんとの中将棋初体験の記念すべき「指しかけ局面」。手前が小生です。

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二つの講演

2011-11-27 04:34:52 | 文章
11月27日(日)、(多分)晴れ。

昨夜は、修繕なった「将棋馬日記」の印象について、小生なりに感じたところを書きました。
その続きです。
島本町の麗天館(歴史資料館)では、二つの講演がありました。

最初に、高槻市文化財課長兼しろあと歴史館長・鐘ヶ江一朗さんによる「高槻城跡からの出土駒」についてのお話。
高槻城は明治初期に取り壊されて、今は市街地です。
数年前、その城跡の井戸から市営会館建設に伴っての発掘調査で、2組の駒が同時に見つかった経緯です。
写真展示もあり、1組は「小将棋」、別の1組は「中将棋」。

前者は27枚。
そのほとんどは彫り駒。
内2枚は単に漆書きと墨書されたものだとか。
比較的厚みもあり駒形も比較的しっかり、という印象。
材は木目が細かな針葉樹。
樅とか椹あたりではなかろうか。
手慰みに作られたものだとしても、手を掛けて作られたものだと思える。

後者は、「本猪」などと読める駒もあり「中将棋」だと分かる。
こちらのグループは20枚だったか21枚だったか。
2ミリほどの薄い杉板で作られており、残っている何枚かの文字は墨書。
駒型は寸胴、尖がった山形など、稚拙なものである。
いずれも江戸時代、下級武士達によって、実際に遊ばれたものであろう。
「しろあと歴史館」に展示されているとのことなので、その内、実見したい。

2つ目の講演は、正岡義朗さん。
大阪大学大学院の後期博士課程に在籍して、戦国時代から江戸時代が専門分野だそうです。
大阪にある高校にお勤めの先生でもあり、新進気鋭の27歳と若々しい。
今回は「将棋馬日記」に登場する人物の関わり合いについて、掘り起こす内容であった。
秀次と水無瀬家の人々、秀吉・家康と水無瀬家とのかかわりなど、小生が知らなかった事柄についても興味深く聞かせていただいた。

講演後は正岡さんと暫し懇談。
継続しての調査研究を期待している旨を申し上げました。

ーーーー

今日も、島本町行き。
「中将棋」の指し方の勉強です。

あっ、それに資料展示で、四半期前の中将棋名人・松田正一さん手作りの著書「中将棋全集」が並べてありました。
全体で11か12分冊。
薄々は聞いてはいましたが、現物を見るのは初めて。
傍にいたKさんに「これはダレのものですか」と尋ねると、最近「中将棋連盟の富田さんから頂いた」とのこと。
「おおー、それは素晴らしい」。

水無瀬神宮のある大阪府島本町。
いよいよ「中将棋のメッカ」となる予感がいっぱいです。
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駒の写真集

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