熊澤良尊の将棋駒三昧

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ニセモノを見分ける知力

2011-11-23 06:04:52 | 文章
11月23日(水)、天候不明。

外は真っ暗。
天気不明なれど、恐らく雲が多いのでしょう。

昨日の毎日新聞に「ニセモノを見分ける知力を」という表題の記事がありました。
書いたのは専門編集委員・牧太郎さん。
22年前、あのインチキ宗教の反社会性を追及するキャンペーンを張ったサンデー毎日の編集長です。
記事はその時のこと、その後のこと、そして現在のことに触れて、最後に述べている次の言葉が心に刺さります。


―― ただ一つだけ、言えるとすれば、日本人は「ニセモノ」を見分け、これを排除する「知的基礎体力」に欠けていた。
   飾った言葉にだまされないチカラに欠けていた。 --


「ニセモノを見分ける知力の欠如」。
これは、現在の日本と多くの日本人にも当てはまると思うのです。

自分で考え自分で判断し行動する。
言葉の裏に隠れている意味を考える習慣と知力。

例えば、3.11直後に官房長官が国民に言った「直ちに身体への影響は有りません」の言葉。
これは「いずれ影響があるかもしれません。政府としてこれに触れるつもりはありません」の裏返しなのでした。

不安定なこの時期こそ、そのことを見抜く知力が大切なのですね。
いかがでしょうか。

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