1月19日(日)、晴。
このところ晴れ続きで、気温も上昇。
仕事ですが、相変わらずの毎日。
貧乏暇なしと言いますが、他にはすることが無い暇つぶしなのかもしれません。
仕事の多くは漆仕事、盛り上げです。
この時期、漆仕事は敬遠するのが良いのですが、生来の貧乏性ゆえ、いつも手を動かすことで気分が落ち着くのですね。
先に結果は「一日二日あと」と書きましたところ、結構、それを心配してくれる方々がいらっしゃるようです。
その結果ですが、実は二日程度で分かるのは、失敗した時のことで、本当に良かったかどうかが分かるのは1週間10日先になります。
その段階でイマイチがあると、その分は、工程の前に戻ってやり直しすることになります。
春以降は1日2日で表面が乾く(固まる)ところを、この時期は最悪。
ひどい時は何日経っても、漆の表面も濡れたまま。それが長引くと「漆が腐る」ことになります。
それを防ぐために、やんわりと更に二日とか三日がかりで湿度を掛けるのですが、その加減が微妙なのですね。
それが上手くいくと、万歳というワケなのです。
それを狙って、貧乏暇なし。
このところはそんな毎日が続きます。
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将棋対局で、私は一手損角換りは絶対やりません。敢えて指し難い戦法は選択せず、勝ちやすい戦型を採用します。だから伸びないのかもしれません。
五〇年、漆を使い続けてきましたが、これからもそうだろうと思っています。
ですが、上手くいくためには色々試行錯誤してきたのですが、慌て者と言いますか、ジッと持つのは性に合わないのでいろいろやるわけです。
ジッと待てれば良いのですが、それが出来ない。
でも、それでよいと思っています。
子供の頃は、よく通信簿に「慌て者は損をする。落ち着きなさい」と書かれていましたが、その頃からの貧乏人根性が染みついているのです。