熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。送料込み5000円。
残部僅少、注文受付中。

貧乏暇なし

2025-01-19 16:58:37 | 文章

1月19日(日)、晴。
このところ晴れ続きで、気温も上昇。

仕事ですが、相変わらずの毎日。
貧乏暇なしと言いますが、他にはすることが無い暇つぶしなのかもしれません。
仕事の多くは漆仕事、盛り上げです。
この時期、漆仕事は敬遠するのが良いのですが、生来の貧乏性ゆえ、いつも手を動かすことで気分が落ち着くのですね。

先に結果は「一日二日あと」と書きましたところ、結構、それを心配してくれる方々がいらっしゃるようです。
その結果ですが、実は二日程度で分かるのは、失敗した時のことで、本当に良かったかどうかが分かるのは1週間10日先になります。
その段階でイマイチがあると、その分は、工程の前に戻ってやり直しすることになります。

春以降は1日2日で表面が乾く(固まる)ところを、この時期は最悪。
ひどい時は何日経っても、漆の表面も濡れたまま。それが長引くと「漆が腐る」ことになります。
それを防ぐために、やんわりと更に二日とか三日がかりで湿度を掛けるのですが、その加減が微妙なのですね。

それが上手くいくと、万歳というワケなのです。
それを狙って、貧乏暇なし。
このところはそんな毎日が続きます。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« その時 | トップ |   
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (権兵衛)
2025-01-19 18:03:02
漆の難しさが語られています。好条件で作業が進むのは当たり前。敢えて悪条件下で成功させようというのが物作りの醍醐味なのかもしれません。
将棋対局で、私は一手損角換りは絶対やりません。敢えて指し難い戦法は選択せず、勝ちやすい戦型を採用します。だから伸びないのかもしれません。
返信する
Unknown (くまざわです)
2025-01-19 18:16:15
漆の性格がよく分かっていないのです。
五〇年、漆を使い続けてきましたが、これからもそうだろうと思っています。
ですが、上手くいくためには色々試行錯誤してきたのですが、慌て者と言いますか、ジッと持つのは性に合わないのでいろいろやるわけです。
ジッと待てれば良いのですが、それが出来ない。
でも、それでよいと思っています。
子供の頃は、よく通信簿に「慌て者は損をする。落ち着きなさい」と書かれていましたが、その頃からの貧乏人根性が染みついているのです。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

文章」カテゴリの最新記事