熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。
送料込み5000円。
残部僅少ながら、注文受付中。

目次

作品 文章 写真 販売品

色紙と扇子、そして盤覆いの修理

2015-10-20 05:56:47 | 文章
10月20日(火)、晴れ。

映像は昨日夕暮れ時の空。
山の端は赤く、左に三日月。

ーーーー
明日、シンガポールから来客。
今回は2度目。
丁度、昼時なので日本の味覚、蕎麦をご案内しようと思っています。

頼まれていた色紙と扇子。
リクエストされていた大山名人の言葉も含め、昨日、揮毫を終えました。

中々慣れないことで、難しいと実感。

ーーーー
川井さんに、先日頼まれた盤覆いの修理。

盤は6寸、日本産榧の柾目。
先日の羽生名人のイベントで使われた74数年前のもの。


蓋には、木村名人の揮毫「攻防一如 昭和16年初夏」。
蓋の素材は普通、桐が多いのですが、これは盤と同じ榧。



天板には一部に欠損。
側板とは空隙、ハズレ気味。

で、バラすところから始めました。

鉄製の隠し釘が使われています。


ーーーー
仕事は、盛り上げを少々。
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放送されなくなったタイトル戦BS

2015-10-19 06:12:29 | 文章
10月19日(月)、晴れ。

空は晴れやか続き。

ーーーー
先日、気がついたことですが、NHKbsテレビ。
これまで毎回楽しみにしていた竜王戦が放送されなくなっていました。
何んでかなあ。

これは囲碁でも同様だったらしい。
将棋ファンとして、誠に寂しく残念。
早速、NHKに抗議と復活の声を寄せようと思います。

一人だけの声ではどうしようもありませんが、300人、500人集まればどうでしょうか。
このブログを見ていただいている皆さん。
同感の方は、是非とも将棋ファンの声を届けて下しませんか。

NHKとしても無視出来ないのではないでしょうか。
と言うことで、皆さん、よろしくお願いします。

昔、囲碁に較べて将棋の放送時間が短かかった時代、大山名人がみんなに呼び掛けたことを憶えています。
「囲碁並みの時間枠を割り当ててほしいと、NHKに要望して欲しい」と言うものでした。
結果、今のような同じ時間枠になりました。

将棋ファンみんなの声はハガキ、電話で・・。
それぞれのハガキ代52円で、効果を期待するのです。
春の名人戦をBSで見たいものです。


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福井路の羽生名人

2015-10-18 05:42:01 | 文章
10月18日(日)、晴れ。

昨日の福井も快晴。
羽生さんは晴れ男なんですねえ。
それが証明された昨日の上天気でした。

ーーーー
11時少し前、尾崎さん、川井さんと3人で、本日のゲスト一行をJR福井駅に出迎えに。
その間やや時間があったので、新しく出来た駅前広場の大きな恐竜像を撮影。
福井は、このところの恐竜ブームで売り出し中。


ゲストは羽生名人、飯島七段、甲斐藤花の三人。
尾崎さんの車で、歓迎会会場へ。
その間、車中で隣り合わせになった飯島7段と暫し駒談義。
「工房には訪ねてみたいと」との嬉しい話もいただきました。

昼食を兼ねた歓迎会は、地元の蕎麦打ち名人による蕎麦打ち披露。
早速打ち上がった蕎麦が、振るまわれました。


イベント会場へ続く金井学園の校内には、珍しい建物や銅像が五つ六つ。
その一つが、夢殿を模した八角堂。
奥には正倉院、神武天皇、聖徳太子、本居宣長の像。
手前の空間には工業大学らしく(?)、実物大のジェット戦闘機。
何とも豪華で珍しい。
八角堂には、書道家吉川さんによる般若心経。


会場の大講堂。
舞台には、吉川さんによる歓迎の幟旗。
九x九枡には、将棋の言葉。
観客は、500人くらいでしょうか。


大きな大きな筆を持って、揮毫。
多分、初体験ではないかと。


で、羽生さんが書いた「銀将」。






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富山路の竜王戦

2015-10-17 22:53:15 | 文章
10月17日(土)、晴れ。

昨日は富山路。
先ほど帰りました。

竜王戦の宇奈月風景。








第1局は二転三転?
終局は18時35分。
糸谷竜王の勝ち。
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竜王戦の駒

2015-10-16 05:14:45 | 文章
10月16日(金)、晴れ。

秋は柿の季節。
里山の柿はタワワ。
この辺りは、鹿背山柿。
ですが、これは形から見ると、渋柿なんでしょう。

ーーーー
今日は北陸路。

9時過ぎに尾崎さんが来てくれます。
目的地までは、5時間半。
コーヒーで小休止の後、加茂を出発。
到着は、15時。

第1の目的が終わり次第、福井へ戻ります。

ーーーー
今回の竜王戦の駒について、問い合わせをいただきました。

そのコメントの返事は、次の通りです。
  お訊ねの件、昨日朝に所有者の塩井さん始め数人からの連絡で、今回の竜王戦に使われたことを知りました。
  中継ブログにもありますように、駒尻には「良尊六十才」、今から12年前に制作した駒です。
  あの時、東大寺での名人戦の前夜祭会場で、作品を展示していたのを、塩井さんの目にとまり、購入していただきました。
  木地とか文字の感じは、中継ブログの大写しで大凡ご覧いただけると思います。
  玉将の駒尻に「60才」などと年齢を書いたのは前例に倣ったことで、書かない場合もあります。

今回の竜王戦での採用は、上記のとおり昨日に知った訳です。
実はそれには関係なく、2週間ほど前に、現地に出かけることにしていました。

と言うのは、土曜日に羽生さんのイベントがあって福井へ行くのですが、尾崎さんから「折角だから前日は竜王戦の宇奈月にも行こうよ」という提案があって、「誰の駒が使われるかな」と多少気にはなるところではありました。
しかし誰の駒が使われてもと割り切って、宇奈月行きを決めたのですが、ブログでは、宇奈月では無く単に富山としていたのは、関係者に影響を与えてはいけない、という思いからでした。

今回はたまたま小生の駒が採用されたので、ラッキー。
お陰さまで、嬉しい気持ちで宇奈月に出かけられ、関係者には感謝感謝の気持ちです。

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無題

2015-10-15 05:54:11 | 文章
10月(木)、晴れ。

今日も晴れやか。
北の国からは雪の知らせ。
確実に今年も冬に向かっているようです。

ーーーー
一方、世の中はどうかです。

一部の業者による欺瞞のニュース。
ドイツの自動車、日本では耐震ゴム、溶接不良の橋梁。
そして、傾いた大型マンション。

どれも、行き過ぎた利益追及のため。
必要な事をせずに横行する手抜き。
企業のモラル以前。
ユーザーを欺く悪質な企業の行為があばかれました。

ソレニシテモ、2度3度と不正が発覚した企業。
それでも会社がつぶれないのは不思議。

会社の釈明会見「直ちに安全性に問題は無い」だって。
そう言えば、思い出すのは、4年半前の原発事故。
「直ちに健康に問題は無い」との、民主党幹部が国民に向けたの欺瞞のことば。

植木等の罪の無い無責任時代の揶揄とは異質ではありますね。

ーーーー
明日明後日は、尾崎さんのお誘いもあり北陸路。

来週は、遥か海外からのお客様。
それまでには色紙、扇子の揮毫を。







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展覧会二つ

2015-10-14 05:29:16 | 文章
10月14日(水)、晴れ。

このところ天気は安定、穏やか。
美術の秋。
と言うことで、展覧会二つ。




ーーーー
「南帝無双」。
裏の16文字を彫りあげて、盛り上げを開始。
先ずは、昨日の「と金」から。
香車、桂馬、銀将の裏文字。

残るは飛車角の裏。
それが終われば、表の文字。

週末は、富山、福井。
よって出来は、翌週かと。
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欅拭漆稜線筥

2015-10-13 05:28:44 | 文章
10月13日(火)、晴れ。

昨日の工芸展。
この日は最終日。
昼過ぎ、会場の高島屋に到着。

休日でもあり、折からの百貨店は大変な賑わい人出。
会場の駐車場入口に繋がる河原町通りは、長蛇の列。
1時間待ちかと。

通りすがりで見つけた、すぐ近くのコインパーキング。
ラッキー、無駄な時間を費やさずに済みました。

会場入口のワンショット。

プラカードには、見慣れた同姓同名。

住谷さんの作品は、入口すぐ。
作品は「欅拭漆稜線筥」。
大きさが、枕ぐらい。
欅の塊をくりぬいて作った箱。
表面には入念に拭き漆。

これを見ていた御夫婦の会話。
「稜線筥って、何を入れる箱かなあ」。
で、「稜線は箱のデザイン。蓋にある山のように通った3本の線のこと。何を入れるかは自由だと思いますよ」。
老婆心が過ぎてしまいましたかな・・。

各展示品の札の裏には、作品の値段。
見たい人は、さりげなく見るのが礼儀なんですね。
私ですか?
勿論、さりげなく。


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日本人、ドナルドキ―ンさん

2015-10-12 05:57:07 | 文章
10月12日(月)、靄。

ラグビーアメリカ戦勝利。
3勝1敗。
ですが、決勝リーグには進めず。
残念。
と言うことで、日本の2015ワールドカップは終了。

日ごろ馴染みが薄い国民にも、ラグビーの面白さを行渡らせました。

ーーーー
一昨夜のテレビ。
震災後、アメリカから日本に帰化した「ドナルドキーン」さん。
その日本文化への深い思い語りでした。
日本人と他国との精神的違いは何か。

その違いの根本は、日本人の「曖昧さを好む」こと。
白と黒、あちらとこちら、形のあるモノと無いモノ。
これをハッキリさせるのでは無く、日本人にはその中間が快い。
ボヤーッとした言い回しも同様。
新しく形あるものが、やがては徐々に周りに溶け込んで行く姿。

そこに美しさを感じるのがかっての日本人。
だが近年は、西洋化が進んでいると言う。
小生も同感。
最後まで耳をそばだてて聞き見てしまいました。

ーーーー
昨日は、京都展には行けず終い。
ここにも日本の心と形がある。

住谷さんから、戴いた入場券。
最終日の今日、必ず行くことにします。




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高さ24ミリの実用雛駒

2015-10-11 07:33:23 | 文章
10月11日(日)、曇り。

午後からは京都。
そのつもりです。

午前中は、早い時間に仕事場。
10時からは、ご近所さんとの会議。

NHK将棋は例によって録画。
夜にでも見ようと思います。

ーーーー
映像は、先日の雛駒。
2組同じものを作って、一組は発送済み。
こちらは手元に残る1組。
大きさは、28センチx25センチほど。

玉将の高さは、24ミリの彫り駒。
文字は「水無瀬兼成卿写」。
盤は、28センチx25センチほど。
以前に黒木碁石店に依頼して作ってもらったもの。
ズーット傷をつけないように大切に残していましたが、今回の駒に合うかと並べてみました。

駒とのバランスは、丁度良し。
素材は日本産(多分、日向産)榧、柾目の2枚接ぎ。
厚みは8分ほど。桐の台指しがついています。
と言うことで、20年前に作った盤が役に立ちそう。



レギュラーサイズとの比較のため、真ん中に「角」を置いて撮影しました。

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駒の写真集

リンク先はこちら」 http://blog.goo.ne.jp/photo/11726