ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

Kさんのこと

2006-05-25 17:13:26 | 日記・エッセイ・コラム

Kさんは何故こんなに難解な詩を書くのだろうか、送られてくる作品はいつも理解できない。理解しようとして読むと疲れてしまう。現代詩とは難解であるべき、あるいは難解であることが現代詩であると考えているのだろうか、Kさんは。それとも読者が困惑している様子を思い浮かべ、密かに愉しんでいるのだろうか。人の心の奥は、精神科医でさえ容易には覗けない。心理学や催眠術を駆使しても開けない部屋がある。Kさんには更にその奥にいくつもの部屋があって、そこから呻き声のように洩れてくるのだ。それが快楽の呻き声か苦痛の呻き声かは解からないが、聞こえてくるのは確かだ。Kさんはあちこちの同人誌を出たり入ったりしているが、きっと自分を探しているのかもしれない。


虫に好かれて

2006-05-25 12:42:18 | 日記・エッセイ・コラム

シロアリ騒動から一段落したとたん、今度はアメリカシロヒトリの大発生!こればかりは手に負えないので業者を呼んで駆除してもらう。いやはやなんとも、我が家は虫に好かれるようだ。庭に遊んでいた8匹の野良猫たちは、自分の身に危険を感じたらしく、噴霧器が唸りだす前に何処かに潜んでしまった。  農家の人たちがやっている出店でラデッシュを買い、ピクルスを作った。今、食材が危ない。スーパーに綺麗に並んでいるものなどは、よほど注意しないといけない。昔、パリの市場を覗いたとき、不ぞろいの果物や虫に食われて穴の開いた野菜から先に売れていた。虫が付くということは安全さを証明しているのであって、不ぞろいであることは自然であることなのだ。  ピクルスは学芸員さんにカレーの付け合せとしてご馳走しようと思う。


夕立

2006-05-25 00:19:13 | 日記・エッセイ・コラム

出先の宇都宮市で豪雨に出くわす。知り合いの料理店で美味しいてんぷらと中とろを戴いている矢先。自宅の事が心配で急いで戻ってきたが、わが町の道路は乾燥したまま、雨は一滴も降っていない。8年前の那須豪雨のとき、我が家は床上浸水した。水の勢いは凄まじく、あれよあれよと言っている内に敷居を越えて流れ込んできた。ポンプ車が一台、つききりで水をくみ上げてくれた。友人が10人も駆けつけてきて、水を掻き出してくれたがそれでもどんどん流れ込んでくる。そのときの恐怖がトラウマになって、ちょっとでも強い雨音を聞くと不安になってくる。とりわけ夜に降る雨はぼくを眠らせてくれない。「雨、雨ふれふれもっと降れ・・・・」なんて歌はもっての外。   5/24 23:50