きょうは憲法記念日。
9条を守ろう! と、津々浦々でシュプレヒコールがあがっている。
憲法イコール9条として語られることが大半で、
戦争放棄は日本人の永遠の祈りである。
併せて今は、25条にも思いをめぐらすときである。
「すべての国民は健康で文化的な最低限度の
生活を営む権利がある」 と、
国民の生活権と国の社会的使命について規定されているが
はたして実態はどうか?
子どもを育てながら貧困に喘いでいる母子家庭が増加している。
正社員から外されて不安定な労働を強いられる人たちが増えている。
病院の受け入れ拒否で救急患者がたらい回しされている。
借金抱えての自殺者が増えている。
企業優先による薬害や公害があとを絶たない。
長寿は国の厄介者という考えが蔓延している。
旨い汁を吸ってぶくぶく太っていく者と
じっと手を見ながら死んでいく者とのこの格差・・・・・
憲法とはなんぞや?
条文から外れた事実があれば国は強権をもってでもそれらを救済し
憲法を遵守すべきではないだろうか。
それこそが国の使命であり
憲法が憲法として存在する意義である。
五月来るひかりは雲をはぐくみつ やす