ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

力を食べる

2008-05-07 11:07:39 | 日記・エッセイ・コラム

けさ、掘りたての筍が届く。
里山、高原山中腹の肥沃な土で育てられたもので
本場京都のものにも負けないほど、ほっくらして美味しい。

筍は時間が勝負、さっそくゆがく。
先のやわらかい部位は早めにひき上げて、山葵醤油で食べる。

一日に15センチも伸びる筍の精力、
他にもこの時季はいろんな木の芽や山菜を戴くので
それらの精力を食べ過ぎないよう注意が肝要。
うぶ声をあげたばかりの「いのち」、たとえ一本の草であっても、
そこには爆発的なパワーが秘められている。
うっかり食べ過ぎて体を壊すこともある。
女房などはたちまち吹き出物ができて大騒ぎとなる。

先日も万屋さんが裏山で採ったシロキ(コシアブラ)を届けてくれた。
タラの芽が木の芽の代表格にされているようだが
ぼくはこのシロキの方が上品で好きだ。

生まれたての「いのち」に感謝しながら戴こう!

FMラジオからカラヤン指揮のマーラーが流れている。
-------------五月は体の芯から力が湧いてくる。

   
きっと来るひとの予感に若葉光    やす