ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

学習

2011-02-04 10:45:48 | 日記・エッセイ・コラム

「OFF」 にしたはずのニ階の暖房が
この頃たびたび回っていることがあって
ふしぎな思いをしていたが
今日、その原因を見つけて我が目を疑った。

シロだ!
シロがリモコンを押している!

ぼくのやることをじっと観察していたのだ。
誰もいないところで
同じことを真似ているうちに暖かい空気が出てきて
彼女はついに学習してしまったのだ。

窓のカギなどは
しっかり掛けておかないと簡単に開けられてしまう。
立ち上がり両手でカギをいじる姿は
もはや猫ではない。
これまでも何度も外へ遊びに出ていかれた。

ごく気分の良いときに限るが
朝、布団の上にのってきて「おはよう」と声掛けてくることもある。
ほんとに九官鳥のようにはっきりした発音で
「おぁよう! おぁよう!」 と。

ロクサーヌの方はそういうことに不器用で
ただ、シロの後ろにつづくだけである。

    
 塔頭のごとし冬木の夜影かな