ゆうべはBS放送で『戦場のピアニスト』を観た。
ワルシャワの廃墟を生き抜いた
ユダヤ系ポーランド人ピアニストの物語。
監督はロマン・ポランスキー。
ひたひたと迫りくるナチスの恐怖・・・・
戦争の下で兵士が死ぬのはやむを得ないが
無抵抗の民間人が追い回され
虫けらのように殺される光景は余りにも無惨。
神など嘘っぱち! 何処にも存在しないと思ってしまう。
とちゅう、気分が悪くなってチャンネルを変えようとしたが
結局終わりまで観てしまう。
唯一の救いはショパンの「夜想曲第20番」のピアノ・ソロ。
うつくしい調べがこんなにも切ないとは・・・・・・
チュニジアからはじまった民主化運動がエジプトを経て
野火のようにアラブ地域に広がっている。
今どき、憲法も選挙もない国家が存在しているとは驚き。
しかも大国がそれら独裁国家を陰で支援しているという事実、
その罪は重大だ。
それにしても
独裁者の圧政から自由を得るために
大勢の生命が犠牲となり
21世紀の今も昔とちっとも変わりないとは・・・
血に染まるアラブに咲けよ黄水仙