今の世の中を生きていくには
それなりのエネルギーと
それなりのお金が必要とされる。
かつてはニートやフリーターとして
働きたいときだけ働く自由な生き方がもてはやされた。
だが、今はどうだろうか。
慢性的不況つづきで、いざ働こうと思っても肝心の職場がない。
もともと人と人との関わりに疎い彼らに
手を差し伸べてくれる強い絆があるわけでもなく
ずるずると孤独の闇に引きこまれていく。
「やる気のない怠け者」 と、
強い者たちは烙印を押してしまうが
事はそんな単純なものではない。
放任主義家庭の中で、
絆や縁を知らずに育てられた彼らは
社会に出ても縁を結ぶ方法がわからないのだ。
周囲の人たちから無視されている、
相談できる人がいない、
社会から見捨てられている、
こんな寂しい思いの若者が増えているとは・・・・・。
この先進国ニッポンで
この経済大国ニッポンで・・・・・・・。