行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

野襤褸菊(ノボロギク)

2008-12-20 23:01:11 | Weblog
ノボロギク

 ダンドポロギク

12月に咲いていた野襤褸(ノボロギク)菊,道路端に4,5本かたまっていた.
綿毛もあり,その綿毛の先に花の黄色が残っている.
どのように綿毛のできたかが想像される.

ノボロギクはヨーロッパ原産の,キク科キオン属の雑草であり,
花は5~8月ごろに多くみられる.しかし,秋から冬にも咲くようである.
種保存のため,一年中種(綿毛)ができるようになったのかもしれない.
荒れ地,道端などでよく見ることができる.
花は開かず,蕾のような花である.
これは11月に掲載したダンドボロギクとかなり似ている(写真下).
しかし,葉は濃い緑の鋸状葉であり,ダンドボロギクのそれとは大きく違う.

ボロギク(別名サワギク)という草がある.
これはきちんと開いた黄色の花をつけるが,
花が終わると綿毛が広がり,綿の襤褸布を広げたように見えるところから
ボロギクと名付けられた.
ノボロギク,ダンドボロギク,ベニバナボロギクなども同じで,
綿がはみ出した襤褸布のように見える綿毛をつけるところから,
ボロギクの名が下につけられたようである.

椋鳥だと思われる鳥が,
どこからこんなにと思うほどの数,木に群をなして騒いでいた.
騒音,糞害などが問題となり,テレビなどでも報道された椋鳥の集団化である.
どうも秋から冬に身を守るために集団化するようである.
これも,種の保存のための適用なのかもしれない.

 椋鳥の群れりし木々に日の落つる
コメント
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