今年は3月に寒い日が多かったからでしょうか,
ソメイヨシノの開花が例年より遅れ,
多摩地方では4月にずれ込む様子です。
3月27日,そんな多摩の桜の下を歩いてみましたが,
ほとんどはまだ蕾が固く開花まで,間があるように思われました。
そんな中,ハクモクレンとコブシの白い花が
あちらこちらに咲き始め,春を演出していました。

自宅近くの児童公園のハクモクレン(白木蓮)です。
花が蓮に似ているので,この名があるように,
花は茶碗を並べたようにそろって上を向いて咲きます。

ヒメコブシと案内があった大木です(多摩よこやまの道)。
ヒメの名が付きコブシなのに大木,少し不思議な気がしましたが,
この大木の樹いっぱいにコブシの花をつけていました。
青空が少なく,花がはっきりと撮れていないのが残念です。

幹の太さをと思い,花と背景に幹を写し込んで見ました。
コブシの花は向きがいろいろに,そして花びらが開いて咲くのが
ハクモクレンとは違います。
両者はこれで容易に区別がつきます。

街路のコブシも一斉に開きました。
その横を車がゆっくりと走りぬけていきます。