里の畑地の中から,
ガタガタガタと木をたたき揺らすような鳴き声が聞こえてきました(2/20)。
声のするほうを探してみますと,
畑の中の枯れかけた古木に小鳥が一羽とまっています。
モズ(百舌鳥)のようです。
モズは一般にギュンギュンギュンとか
ギチギチキチのように鳴くと書かれていますが,
このような聞こえ方もあるようです。
ちなみに,百舌鳥はいろいろな鳴きかたをするところからの名です。
写真で確認すると鳴いていたのはモズの雌でした。
秋から冬の鳴き声は囀りではなく,
いわゆるモズの高鳴きといわれる地鳴きです。
縄張り保持のため,相手を威嚇する声だそうです。
したがって雄も雌も鳴き声をあげます。
大きな道路から少し入った薄原の道路よりの木にとまっていました(2/19)。
過眼線がうすくありますが茶色,
そして雌の特徴である胸から腹に網目模様が確認できます。
雌の個体です
枯れた薄原を住家としているようで,
人影に気がつくとすぐ薄の中に飛んで消えていきました。
草地に放置された樹脂製の人工物にちょこんとまっていました。
これも雌のようです。
ジョウビタキもそうでしたが,鳥は雄より雌の方を多く見るように思えます。
種の維持を考えると当然なのかも知れません。
百舌鳴いて一人畑打つ農夫かな