
秋の七草の一つであるオミナエシ,
昔は草地や林縁などによく見られた植物ですが,
最近はそんな自生のオミナエシも少なくなっているようです。
写真は新しい住宅が建てられている草地に
雑草といわれる草に混じって咲いているオミナエシ(9/10),
自生のオミナエシでしょうか,それとも-----


女郎花と書いてオミナエシと読ませます。
今でこそ女郎はあまりよい意味に使われませんが,
昔は美しい女性の意味があったようです。
オミナが美しい女性,エシは飯の意味であり,
花が黄色,ふわふわして優しい粟飯を
女飯と呼んだところからオンナメシがオミナエシになったといわれています。
写真は道路横の花畑に植えられていたオミナエシ,
花をアップにして見ると蕾粒がご飯のようにも見えます。


同じオミナエシ科オミナエシ属にオトコエシ(男郎花)があります。
こちらは白花で,葉などはごわごわしていますが。
花の様子はオミナエシによく似ています。
オミナエシに対抗して,白くごわごわしている米の飯を男飯と呼び,
オトコエシの名があるようです。
こちらは,まだ自生のものが残っているようで,
公園の山の中に台風にやられたのでしょうか,
どの草も斜めに倒れながら,花をつけていました。
男郎花 風に倒れて立ち上がり