行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

屁糞蔓も花盛り

2011-09-03 22:16:00 | 花,植物
8月も終盤,野道の草木も暑さにまいったか少し傷みを見せはじめています。
そんな草木に絡まり小豆色と白の混色,お灸のような形をした花が
蔓に連なり咲いていました。


灸花(ヤイトバナ),早乙女花(サオトメバナ)とも呼ばれる
アカネ科の蔓性植物,屁糞蔓(ヘクソカズラ)です。
葉や茎を折ったりすると,
悪臭がするということでこんなありがたくない名がつけられていますが,
野の花にしてはけっこう美しい花です。
そんなヘクソカズラの花を指し,
「鬼も十八番茶も出花」と同じような意味あいで
「屁糞蔓も花盛り」という諺があります。


アベリアの密集した花の中にヘクソカズラが侵入して咲いていました。
きれいな緑色の甲をしたコガネムシもそこに加わっています。


美しい雑草の花,マルバルコウソウ,
その周りを同じ蔓草ヘクソカズラが取り囲んで咲いています。


メドーセージの青い花に混じって,
ヘクソカズラの白と小豆色がよく映えます。


家に戻り,空を見ると,我が家の柿の木にも
ヘクソカズラが絡まり花を咲かせていました。
いくら取っても出てくる蔓草,これだったようです。

夏病みの木の葉木の実に灸花
コメント
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