涼しさも増し,すっかり秋らしくなってきました。
秋桜(コスモス)に秋明菊(シュウメイギク)と名に秋が付く花が咲き出しています。
秋海棠も名に秋が付く花,
江戸時代の初期,観賞用として中国より持ち込まれた植物です。
「花の色の海棠に似たり,故に名付く」と
貝原益軒の著書に記されているそうで,
秋に咲き,花が海棠に似ているところが名の由来です。
今は野生化もし,いろんなところで見かける花となっていますが,
江戸時代にはかなり珍重された花であったのでしょう。
「秋海棠 西瓜の色に咲きにけり」こんな芭蕉の句からも
そんなことが想像されます。
秋海棠は同じ株に雌雄の花が咲く,雌雄異花の植物です。
株の比較的上方にあり,黄色のかわいい球状物が雄花(写真),
西瓜色の花弁のように見えるのはガクです。
雌花は下向きに咲き,
2枚の小さいガク片の中に太い紐を綴じたような,
やはり黄色の花です(最初の写真右下)。
秋海棠は見た目でもわかるようにベゴニアの仲間です。
地中球茎がマイナス10℃にも耐える唯一の耐寒性ベゴニアだそうです。
しかし,ベゴニアと呼ばれる多くのものに比べ,
ずいぶん早く日本に入ってきており,秋海棠の名が定着していることもあり,
ベゴニアとは区別されています。
写真は公園の花壇などによく見られる四季咲きのベゴニア,
こちらも雄蕊,雌蕊の黄色がアクセントになっている花です。
秋海棠 雄花雌花の黄色かな
秋桜(コスモス)に秋明菊(シュウメイギク)と名に秋が付く花が咲き出しています。
秋海棠も名に秋が付く花,
江戸時代の初期,観賞用として中国より持ち込まれた植物です。
「花の色の海棠に似たり,故に名付く」と
貝原益軒の著書に記されているそうで,
秋に咲き,花が海棠に似ているところが名の由来です。
今は野生化もし,いろんなところで見かける花となっていますが,
江戸時代にはかなり珍重された花であったのでしょう。
「秋海棠 西瓜の色に咲きにけり」こんな芭蕉の句からも
そんなことが想像されます。
秋海棠は同じ株に雌雄の花が咲く,雌雄異花の植物です。
株の比較的上方にあり,黄色のかわいい球状物が雄花(写真),
西瓜色の花弁のように見えるのはガクです。
雌花は下向きに咲き,
2枚の小さいガク片の中に太い紐を綴じたような,
やはり黄色の花です(最初の写真右下)。
秋海棠は見た目でもわかるようにベゴニアの仲間です。
地中球茎がマイナス10℃にも耐える唯一の耐寒性ベゴニアだそうです。
しかし,ベゴニアと呼ばれる多くのものに比べ,
ずいぶん早く日本に入ってきており,秋海棠の名が定着していることもあり,
ベゴニアとは区別されています。
写真は公園の花壇などによく見られる四季咲きのベゴニア,
こちらも雄蕊,雌蕊の黄色がアクセントになっている花です。
秋海棠 雄花雌花の黄色かな