城山公園の山道を歩いているとホトトギスが
あちらこちらに花を開いていました。
ヤマホトトギスのようです。
写真,同じような花と蕾が同じような姿で並んで咲いていました。
まるで双子のようです。
木の陰や日当たりの悪い場所のものは,
花や葉の傷みが多くみられましたが,
写真は少し日当たりのよい場所に生えていたもの,
花葉の傷みもなく,美しい姿を見せています。
ホトトギスの特徴である紫斑の入り方もきれいです。
また,この花の蕾,蛸の赤ちゃんのように見えます。
そして,花はイソギンチャクのようにも見えます。
ユリ科ホトトギス属,
ホトトギスはその斑模様から
鳥のホトトギスからつけられた名ですが,
東アジアだけに分布する世界的には珍しい植物のようです。
ホトトギスの種類は世界で19種ですが,
うち10種は日本だけに分布するのだそうです。
ヤマホトトギスは朝鮮や中国の一部,
日本では主に関東から西の太平洋側の山地の林縁に分布する白花のホトトギスです。
水辺の板道にはみ出して咲いていたホトトギス,
我が家の庭に毎年花を咲かせているものと同じように思えますので,
タイワンホトトギスのようです。
花色も斑も紫色です。
山杜鵑 イソギンチャクの咲きにけり