行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

茅葺屋根と紅葉

2015-12-17 20:00:52 | 風景
池の鴨、できたらカワセミでもと思い、
町田の薬師池公園に行って見ました(12/10)。
しかし、池は水質改善工事中、
水がすっかり抜かれ、
キャタピラーつきの大型掘削機が汚れた低質を取りのぞいていました。
この掘削機、キャタピラー部分に浮袋がついていて、
泥の上でも沈まずに作業ができる優れもののようです。
この後、浄化装置を取り換えるなど、工事は来年3月まで続くとのこと、
ここに来る鴨たちは、今年は新しい越冬地を見つける必要がありそうです。


そんなわけで池はあきらめて、
高台の林間を歩いて見ると、
茅葺屋根を囲む美しい紅葉の里山風景、
多摩丘陵の原景とも思える佇まいです。


この茅葺屋根の建物、
江戸時代に建てられた古民家を薬師池公園に移築復元したもの、
ちょうど30年ぶりに屋根が葺き替えられたばかり、
今も内部の改修工事が行われています。
紅葉に囲まれ、新しい屋根が黄金色に見えました。


茅葺と藁葺の違い、
よくは知りませんでしたが
茅はチガヤ・スゲ・ススキなどのイネ科草本の総称、
最も多く屋根に用いられるのがチガヤだそうです。
藁葺は文字通り稲や麦の藁を用いたもの、
この両者、茅葺の方が耐久性がはるかに優れていて高品質のようです。
ホームページで調べてみると、
この屋根はまぎれもなく茅葺です。


薬師池公園の梅林、
ウグイスの笹鳴きも聞こえましたが姿を見せません。
尾を振り、モズが梅の木にとまりました。


過眼線が薄い茶色、雌モズです。
よく見ると、
梅の花芽ももううっすらとピンク色がかかっています。
コメント (2)
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