行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

8月の林縁道にて

2020-08-18 20:00:04 | 花と虫
8月9日、今から考えると、
まだしのぎ易かったようで、里山の林縁の細道を歩いていました。


一見、フタリシズカのような花穂、
ヤマイモの雄花のようです。
きれいに並んでいました。


ヤマイモの雌花かなと思いましたが
ヤマイモ科ヤマイモ属オニドコロ(鬼野老)の雌花です。
花とともに蒴果も見られます。
ヤマイモの雌花、蒴果によく似ます。


ケシ科タケニグサ、
他の草に比べて、とりわけ大型の多年草です。
花、果実、葉の3者がそろって写りました。


キツネノマゴにコチャバネセセリ夏型。
キツネノマゴとはおもしろい名です。
夏の終わり頃になると淡い赤紫色の唇形の小さな花が道ばたや草地など、
いろんな場所に広く見られ、小さな昆虫の蜜源となります。


この草もやはり名にキツネがつきます。
ヒガンバナ科キツネノカミソリ、オレンジ色の花をつけていました。


田んぼの端にこれまたおもしろい名の草、
オモダカ(面高)が花をつけていました。
水田の代表的雑草、雌雄異花の多年草です。
花弁は3枚で、花の中心に黄色の雄しべがあるのが雄花、
中心に緑色の子房が見られるのが雌花です。
普通、茎の上部に雄花、下部に雌花がつきますが、
この個体は雄花、雌花がほぼ同じ位置についていました。


オモダカの葉。
先が尖った特徴的な形をしています。
名の由来と思われます。
コメント
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