行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

オシドリ

2021-01-06 20:00:35 | 
カルガモに混じりオシドリの雄が一羽だけいました。
多摩丘陵ではなかなかお目にかかれないオシドリです。
池の水もきれいな薬師池、
そこにカラフルで美しいオシドリの雄、
同じような写真になってしまいますが泳いでる姿を何枚も写しました。


オシドリ(鴛)、
雄は日本一カラフルで美しい水鳥といわれるカモの仲間です。
緑色と青色が特に鮮やかなのですが、
構造色、両方の色ともにきれいに出すのははなかなか難しい。
撮るたびに体の色具合が微妙に違って写ります。


オシドリ、渡りの冬鳥と思っていましたが
調べてみると、ほぼ日本全国で繁殖する漂鳥あるいは留鳥とのこと。
東北地方以北では夏鳥、
山地などで繁殖し、冬は雪の少ない場所に移動するようです。
その結果、関東以南では冬鳥と勘違いしてしまうようです。


主に植物食の雑食性。
草の種子、木の果実、水生昆虫なども食べますが、
特にシイ、カシ、ナラ類のドングリを好んで食べます。


仲のよい夫婦を「オシドリ夫婦」と言いますが、
実際のオシドリがつがいを形成している期間は、
繁殖期の前の1~3月と、繁殖期である4~5月の間だけ、
1年のうちせいぜい5カ月ほどだそうです。


そして毎年相手を換えて番(つがい)となるとのこと、
この雄オシドリ、雌が来るのを待っているのでしょうか、
それとも、間もなく相手を探しにここから飛び立つのでしょうか。


また、他の鴨と違って、
オシドリは樹の洞穴にも営巣する珍しい性質の水鳥だそうです。


岩陰で眼を半分閉じ、休憩タイム。
オシドリは基本的に夜行性、
日中は、水辺の陸地、岩、樹上で休むことが多いそうです。
一茶にこんな句があります「放れ鴛いちすねすねて眠りけり」。
コメント
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