行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ヌスビトハギ、アレチヌスビトハギ

2021-09-16 20:00:31 | 花,植物
ヌスビトハギとアレチヌスビトハギ、
8月下旬に花が咲いていましたが、
9月上中旬にはもう果実ができていました。


ヌスビトハギ(8/25)。
マメ科ヌスビトハギ属の多年草、
平地から山地の草地や道ばた、林縁などに見られます。
高さ1mほどになり、根もとはやや木質化、木本のようにも見えます。
葉は3小葉からなり、卵形〜長卵形、
頂小葉に比べて側小葉はやや小さいようです。


ヌスビトハギの小さな花をアップに写して見ました(8/29)。
花は3-4mmほどで薄紅色、
細長い総状花序にまばらにつきます。


9月10日の散歩道、
つい先日、花を写したヌスビトハギに果実ができていました。


果実は、種子1個を含む節に分かれる節果、
ヌスビトハギは普通2節からなります。
個々の節は偏平で半円形、両者の間は大きくくびれ、
側面には赤褐色の斑紋があり、その形はサングラスのようでもあります。


アレチヌスビトハギの花(8/29)。
同じヌスビトハギ属ですが、こちらは1年生草本です。
北アメリカ原産の比較的近年に入ってきた帰化植物、
道ばたや造成地など、ヌスビトハギより人手の入った場所によく見られます。


花はピンク色で長さ7〜8mmとヌスビトハギよりやや大きく、派手です。
夕方にはしぼんで赤くなります。
茎は高さ1mほどで、葉は3小葉からなり、
小葉は先が尖り、長さ5〜8cmとヌスビトハギより大きい。


アレチヌスビトハギにも果実(9/15)。
果実は扁平で3-5個の小節果からなります。
ヌスビトハギと違って、側面には褐色の斑紋がありません。
コメント
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