行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

3色のツユクサとイボクサ

2021-09-24 20:00:26 | 花,植物
早いものは梅雨の頃から花が咲くツユクサですが、
梅雨草ではなく露草、初秋の花です
花色は普通は青色ですが、白色そして淡紫色のものが稀に見られます。


ツユクサ、
道ばたや畑地など、どこにでも普通に生えている雑草ですが、
青色の花が少ない中、
美しい青色の花をつけるということからは貴重な雑草です。
その鮮やかな青色から青花(あおばな)の別名を持ちます。


14時過ぎ、頭を垂れはじめた稲穂の中にツユクサの花を写しました。
朝咲いた花が昼にしぼんでしまうツユクサですが、
9月になると昼過ぎても花開いているものが多く見られます。


何年かぶりに白色のツユクサを見つけました。
14時近くになりますが、
河川敷のヤナギの根元に十株ほどがまとまって生え、
どの花もまだ咲いていました。


白い花のツユクサ、
シロバナツユクサの名があります。
花のつくりは青色のものと同じで、
花弁は3枚、ミッキーマウスの耳のような形をした上部の2枚は大きく、
下部に小さく目立たない1枚が存在します。
雌蕊は1本、雄蕊は6本ありますが、役に立つのは下方の2本だけとのことです。


花色が薄紫色のツユクサ、
ウスイロツユクサと呼ばれます。


この色のツユクサも珍しいのですが、
一ヶ所、よく通る道横の植え込みの下に毎年何株か咲いています。
花色など形質は遺伝的に固定しているそうで、
同じ場所に毎年見られることになります。


イボクサ。
ツユクサ科の1年生水田雑草です。
夏の終わりから秋にかけて、
水田や田んぼの畔に淡赤紫色の小さな3弁花を群生して咲かせます。


葉はツユクサよりやや細くなりますが、
色艶や形状はよく似ています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする