行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ヤマホトトギスとヒヨドリバナ、

2024-12-11 20:00:37 | 花,植物
丘陵の山道に様々な斑点模様の
ヤマホトトギスが花をつけていました(9/22、23)。


ヤマホトトギス(山杜鵑草)はユリ科ホトトギス属の多年草、
山地の林下に生え、高さは30~70cmほどに草丈を伸ばします。


花期は8~10月、
茎先および上部の葉腋に散房花序を出し、花を上向きにつけます。
葉は長楕円形または楕円形で、長さ8~15cm。


花は漏斗状で花被片は6枚。
長さは1.5~2cmほどで、3個の内被片と3個の外被片からなります。
内被片は披針形で狭く、外被片は広倒披針形で内被片より幅が広くなります。


花被片は6枚ともに基本的に強く反り返り、
白色の地に紫色の斑点が見られます。
この斑点、色の濃淡、その大小などに個体差がかなり見られます。


斑点が小さく、淡色のヤマホトトギス。
斑点の濃淡で花の雰囲気がずいぶん変わります。



雄蕊、雌蕊ともに太く、花被片の上まで伸びます。
雄蕊は6個、花糸が互いに寄り添って束状になって伸び、
上部で反り返り、先端に淡黄色の葯を外向きにつけます。
雌蕊の花柱は3枝に分かれ、それぞれの枝の先はさらに2裂します。
花柱と分枝にも紫色の斑点が見られます。


キク科の多年草ヒヨドリバナ、
7月に花をつけていましたが、
暑い盛りを過ぎ、9月中過ぎになって再び咲き出しました。


そのヒヨドリバナにアオスジアゲハ、
吸蜜に夢中、すぐ近くで撮れました。
ヒヨドリバナや同属のフジバカマはアサギマダラがよく集まる花、
アサギマダラが来てくれるとうれしいのですが、
多摩丘陵のマイフィールドは移動の通り道ではないようで、なかなか見られません。

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