行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ユリノキ花の残骸

2012-01-20 23:15:24 | 花,植物
本日1月20日,東京砂漠になりかけた東京に久しぶりのお湿り,
しかも初雪となりました。
昼間の雪,都心ではなかなか積雪になりませんが,
それでも家々の屋根は白く薄化粧をしていました。


話は変わりまして,
写真は砂漠になりかけの1月初旬に撮った
葉をすっかり落とした街路の百合の木(ユリノキ)です。
5,6月ごろチューリップに似た淡い黄色の花を咲かせるユリノキですが,
その花の形をそのまま残して枯れたような,
花の残骸(種)をたくさんつけていました。
枯れ枝に咲いた枯れ花です。




こんなに残骸があるということは夏にこれだけの花が咲いたということ,
葉に覆われて,道路から見上げてもなかなか見つけづらい花ですが,
こんなにたくさん花があれば,
この場所,この角度なら花を見つけられそうです。
今年はこの場所で探してみることにします。

駅ごとに遅れ増しけり雪の朝
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蝋梅(ロウバイ)

2012-01-19 21:12:01 | 花,植物
花のない12月下旬から1月の花,蝋梅です
花に蝋のような光沢があり,この名がつけられたようです。
畑地の降り口でとてもよい香りを放っていました。
これは春の香りです。


蝋梅はたくさんの枝があちらこちらにはびこり,
樹全体はなかなかうまく撮れません。
昨年の枯れ葉もまだ樹に残り,
そこに花そして蕾がたくさんついています。




春の華やかさと思い,露出を+7にし,
背景も黄色,明るい黄色の世界にしてみました。


上とは違う場所の蝋梅,
同じ蝋梅でも花の感じが異なるように思います。
調べてみますと,花の芯に紫色があるのが普通の蝋梅,
芯まで黄色なのが園芸種である素心蝋梅,
さらにそれを改良したのが花の丸い満月蝋梅と書かれています。
すると定かではありませんが,
最初の三枚が満月で,上の花が素心でしょうか?


早くも,紅梅が咲いた?
そうではありません。
実はこれまゆみの実の殻です。
紅い実が落ち,それを包んでいた殻が
花のような姿となり残っていました(1/15)。
梅つながりということで,無理やり載せてみました。

蝋梅の香を嗅ぎに下る畑の畦
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年をまたいで咲くツワブキ

2012-01-18 22:58:17 | 花,植物
鳥は一休み,久しぶりの植物です。
といっても,12月初旬から1月中旬のいまも
ずっと咲き続けているツワブキの花です。


(12月10日のツワブキ)
今年は本当に寒い日が続きます。
自宅横の狭い通路に植えられているツワブキ,
大寒も近い1月の15日になるというのにこのツワブキだけは,
12月初旬と同じように花をつけ,青い葉を残しています。


(1月15日のツワブキ)
家と家の間の日陰ですが,
そのかわり冷たい北風も当たらず,霜もないのでしょう。
昼夜の寒暖の差が激しくないのが,
長持ちする理由かもしれません。


大丸用水,冬も絶え間なく水が流れています。
護岸の石が積まれたその岸辺に
まだ黄色の花が残るセイタカアワダチソウを見つけました(1/15)。


そして,ヒメジオンでしょうか,
ここだけにピンクの彩りが残っています。
そのまわりに緑も青々と残っています。
冷たい風が当たらず,
水の流れで夜にも温度があまり下がらず,
ここも寒暖の差が少ないからでしょうか。

大寒や熱めの風呂に幸せ!
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小啄木鳥(コゲラ)

2012-01-17 22:11:37 | 

昨日のアオゲラに続いて,同じキツツキ,
今日はコゲラの登場です。


こちらはシジュウカラやエナガに混じって,
里山の林間などによく姿が見られます。
こんな朽ちた木をほじくり,餌を探している姿がよく見られます。


木の幹と保護色のような体色で見逃しがちですが,
林の中で「ギィー,ギィー」という鳴き声を聞くことは多く,
じっくり観察してみると木によじ登るように
動いているのを見つけることができます。


漢字では小啄木鳥,英名はJapanese pygmy woodpecker,
日本にいるキツツキでは最も小さなものです。
Japaneseの名が付けられていますが,
アオゲラと違って,
こちらは日本だけではなく東アジアの各地に生息しているようです。

静けさやギィーと一声小啄木鳥鳴く
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緑啄木鳥(アオゲラ)

2012-01-16 22:00:24 | 
今日も野鳥を載せます。
東京といっても都心から25kmほど離れていますが,
それでも人がたくさん住む住宅地,
そんな場所では珍しいと思われる緑啄木鳥(アオゲラ)です。


正月の四日,稲城中央公園の林に入ると,
視界の先に2羽の鳥が木から木へ飛び移り
やがて地上5mほど,木の幹の中央部にとまったように見えました。
そっとそのあたりに,あまり近づきすぎない程度に近づいてみると,
アオゲラが2羽,少し離れて別々の木にとまっています。
多分,カップルと思われます。


この林にアオゲラがいるのは以前ちらっと見たり,
鳴き声を聞いたりして,知っていましたが,
こんな近くに見るのは初めてです。
カメラを抱えての今年初めての散歩,
最初からアオゲラのカップルに会えるとはラッキーです。
しかし,光の状況があまりよくなく,写真を撮るにはもう一つの場所にとまっています。
まずシャツターを何回か切り,証拠写真を残した後,
さらに条件のよい場所へと近づこうとしたら逃げられてしまいました。


アオゲラは漢字では緑啄木鳥,
英名はJapanese green woodpeckerだそうです。
字,名前が示すようにキツツキの仲間,
体の背や翼の上面が黄緑色なのでアオゲラの名が付けられています。
青信号のように,日本では緑色が青と呼ばれることがあるようです。
英名が示すように日本固有の鳥のようです。


頭上から後頭部にかけてと顎のラインの鮮やかな紅色が特徴,
この紅色が広く大きいのが雄です。
今回の写真では上二つが雄,下二つが雌と思われますが,
特に雌の写真はピンボケになってしまいました。

緑啄木鳥や合図交わして寒の空
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だるま雀

2012-01-15 21:18:08 | 

寒い毎日が続きます。
全身に羽毛を着る雀もこの日の朝は寒さがこたえるようです。
自らの羽毛をいっぱいに膨らませて暖を得ていました。
そのびっくり眼とあわせて,達磨さんのようです。


ちょうど逆光,輪郭が輝き,だるま雀もきれいに見えます。




川辺のテトラポットに群れてとまっていました。
こんなに群れたところが撮れる小鳥は雀だけ,
いろいろな表情が並んでいます。
冬の雀はどれも羽毛を膨らませているのでしょうか,
どの個体もふっくらしているように思われます。

冬雀おのれの羽根のダウン着る
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アオサギの飛翔とシラサギの食餌

2012-01-14 23:02:51 | 
カワセミの飛翔,餌を捕る姿はなかなか撮れませんが,
同じ三沢川でアオサギの飛んでいる姿,コサギがザリガニを捕らえた姿,
そして婚姻色を見せたカワウの姿が撮れました。


アオサギがゆっくりと飛び立ち,眼の前を横切っていきました。
電線が写ってしまいましたが鳥の表情がはっきりと撮れました。
サギも飛んでいるときは真剣,猛禽類のような顔に思えます。


コサギがザリガニを捕まえました。
殻が硬いのでしょうか,何回か銜えては離し,
離しては銜えていました。


なかなかうまく食べられないからでしょうか,
最後は苛立ち,怒ったような表情でザリガニを銜えていました。
コサギの嘴の中,こんなに紅いとはびっくりです。


すぐ近くにカワウが泳いできました。
カワウの体色,黒と思っていましたが,
近くでみると黒ではなく,褐色です。
眼もエメラルドをはめたようなきれいなグリーン色をしています。
首に出ている白は婚姻色,カワウは一年中生殖するようです。

冬の鳥鬼の形相獲物捕る
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枯れ草と翡翠(雄編)

2012-01-13 22:14:08 | 

森や林に棲む小鳥は日によってはぜんぜん見つからないこともあり,
望遠レンズを抱えての散歩では,多少の欲求不満に陥ります。


そんな時は三沢川沿いを歩いてみることにしています。
大概,カワセミの姿を一度は見ることができます。
しかし,この両日のように何羽も見られ,
こんなに姿を撮ることができるのは珍しいことです。


昨年暮れに撮った三沢川のカワセミ,
今日は雄を集めて見ました。
写真の水面の青,
カワセミの羽色が水に映っているものと思われます。


雄の写真も,やはり枯れ草,枯れ枝にとまっているものばかりになってしまいました。
餌捕りでダイビングしているところ,
飛んでいる姿などもレンズに収めたいと思うのですが,
川のカワセミは餌場が定まらず,なかなかその機会がありません。
あったとしても腕が悪く,
その一瞬をとらえるのはとても難しいような気がしています。

翡翠の瑠璃が漂い冬の川
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枯れ草と翡翠(雌編)

2012-01-12 21:39:47 | 



冬のこの季節,花もなく,紅葉もなく,
散歩を兼ねての自然撮りは
必然的に望遠レンズを抱えての小鳥ということになってしまいます。


昨年暮れの好天の日,
稲城駅をはさんだ東西2kmほど,
三沢川沿いの遊歩道をカワセミを目当てに歩いてみました。


歩いた2日ともカワセミ日和,何羽ものカワセミに出会い,
姿を撮ることができました。
その中から今日は雌を抜粋して載せてみることにします。
下嘴にオレンジ色があるのが雌,
嘴の色で雌雄が区別できるのです。




こうして眺めてみると,
冬の川に棲むカワセミらしく,
いずれも枯れ草にとまっている姿です。

枯れ草に瑠璃飛び交いし冬の川
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夜の帰り道

2012-01-11 22:14:58 | 風景
最初のデシタル一眼D40X,
コンパクトで持ち運びが楽,そしてよく写るカメラでした。
このまま棚に置き放しで使わないのももったいないと思い,
これもコンパクトな35mmF1.8の単焦点レンズをつけてみることにしました。
この二つの組み合わせ,
いまはやりのミラーレス一眼にはおよびませんが,
とても軽くてコンパクト,通勤鞄にすぽっと収まります。
通勤鞄に入れて毎日持ち歩くことにしました。


渋谷区元代々木の職場の窓から
冬の季節は富士山がよく見えます。
正月の5日の夕焼け空とその富士山,
35mmでは富士山があまりにも小さいので少しトリミングしてあります。


会社から京王線の幡ヶ谷駅までの帰宅道,
高台から新宿の高層ビルの灯りがのぞめる場所があります。


正月で東京の空気も澄んでいるのでしょう,
いつもより灯りが美しく感じます。


昔からある少し猥雑な商店街,ここを抜けるとすぐ幡ヶ谷駅です。


幡ヶ谷の駅前,甲州街道沿いの夜の景色です。

年初めビルの灯りの希望かな
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