行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

立春の蝶とフクジュソウ

2019-02-08 20:00:46 | 花と虫
2019年の立春は異常な暖かさ、
東京でも最高気温は19度超え、
4月の桜が散るころの陽気となりました。
その暖かさにつられて、府中郷土の森公園へ。


ぱらぱらと咲き始めた梅林の下に
早くもフクジュソウ(福寿草)が。
暖かさにあわてて花を開いたようです。
咲きたてです。
日の光に黄色が鮮やかです。


キンポウゲ科フクジュソウ。
別名はガンジツソウ(元日草)、
早春、2~3月に咲く、春を告げる代表的な草花です。
花弁を使って日光を花の中心に集め、
その熱で早春の少ない虫を誘引するとのこと。
そのため、曇りや雨の日は花を開きません。


咲きはじめ当初は茎が伸びず、
地面から花が直接咲いたように見えます。
春が進むと、茎そして葉が次第に伸び、
花も複数つき、大きな株となります。


フクジュソウを写していると、
近くに黄色の蝶がふわふわと飛んでいました。
キタキチョウです。
成虫で越冬する蝶、この日のあまりのあたたかさに目覚めたようです。


そのキタキチョウ、
これも咲きはじめたばかりのオオイヌノフグリに吸蜜、
久しぶりの食事を堪能しているようでした。


キタテハもいました。
この蝶も成虫で越冬します。
同じく、あまりのあたたかさに目が覚めたようです。


梅まつりが2月2日から始まった府中郷土の森公園、
実は観梅に来ました。
今年は開花が早く、
梅まつりに合わせて、早咲き種が十分に咲き始めていました。
園内の銅像も「梅の花、見にいらっしゃい」と手招きしているようです。
銅像は川崎平右衛門。
江戸時代、多摩地区をはじめ、
日本各地の新田開発、治水事業などに功績をあげた府中生まれの代官だそうです。

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池の水に春

2019-02-07 20:00:01 | 風景
たまには風景写真を。
2月初旬の薬師池公園、
池の水の煌き、映り込みにどことなく春が匂いました。


薬師池の橋そして周辺風景、
水がきれいで穏やかなので
実像、虚像がシンメトリーに見えます。


池端のカエデの木々も
きれいに映りこんでいます。
2か月前には紅葉が鮮やかな映り込みを見せていました。
春は紅い芽吹き、初夏は新緑、秋は紅葉と
1年中楽しませてくれるカエデです。


少し角度を変えてのカエデの映り込みの写真、
180度回転させ、変化をつけて見ました。
どことなく春の匂いがします。


池の煌き、
ここにも春の匂い。


池の端から逆光で、
対岸の茶店の幟の映り込み、
冬至から一月半、確実に日射しが強くなってきています。


池につながる小さな流れ、
水が温んできたようで、
エナガが水浴び。
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シロハラ

2019-02-06 20:00:54 | 
今年は渡りの数が少ないようで、
例年に比べて見る機会が少ないシロハラです。


ツグミ科シロハラ、
夏、北の国で繁殖し、
冬、日本に渡る冬鳥です。


人が近づくのに気づいたか、
石段を上るように逃げていきました。
飛ぶより走ることに重点をおいているのか
脚がよく発達しています。


石段の上で一休み、
人間とは一定の距離を保つように心がけているようです。
近づくとまた逃げます。
けっこう警戒心の強いシロハラです。


地面の上で餌を探していたようですが
足音に気づいたのか、近くの木の枝に飛び移りました。
尻を見せて知らんふりです。


こちらは白い腹を見せて、
木の中に隠れたシロハラ。
この腹部が名の由来です。


雌雄同色と言われていますが、
オスのほうが全体に濃色、
メスの方が顔や腹部が白っぽく、目の上に薄い眉斑が見られます。
上の5つはメス、最後の1つがオスと思われます。
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梅にヤマガラ

2019-02-05 20:00:28 | 花と小鳥
早咲きの梅の木にメジロだけではなく
ヤマガラ、シジュウカラもやってきました(2/1)。


ヤマガラ、
ピンク色が好きなのか、
木の実をくわえて紅梅に飛び移りました。


花に飾られたヤマガラ嬢の図。
しかし、ヤマガラは雌雄同色、
実際は見た目では雌雄の区別が難しく、
雄かもしれません。


枝のわずかな隙間からヤマガラを。
春らしくピンク色に囲まれました。


その紅梅にシジュウカラも。
ヤマガラやメジロよりも警戒心が強く、
すぐに逃げます。


斜面の常緑樹にヤマガラの姿、
上からの小鳥、少し新鮮な絵です。


春を意識して、
露出をプラスに明るく。


同じ場所にシジュウカラの姿。

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早くも梅メジロ

2019-02-04 20:00:19 | 花,植物
山の野梅が早くも満開の様子、
その紅い花にメジロが数羽やってきました(2/1)。


早咲きの紅梅、
林の一画が見事にピンク色に染まっていました。


枝が細く密生、
その枝に花がびっしり。
梅は種類が多く、品種名は全くわかりませんが
原種に近い、野梅系と思われます。


濃いピンク色の一重花です。


その梅の花に
メジロがやってきました。
背伸びして上手に花蜜にありつきました。


梅メジロ、
春の定番です。


同日、早くもタンポポの花。
冬のロゼットに咲いた花柄の短い花です。
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竹葉にエナガ

2019-02-03 20:00:01 | 
1月下旬から2月初旬の散歩道に写したエナガ、
いつ見ても可愛らしい姿です。


エナガが竹に。
竹の葉とエナガ、あまり見ない組み合わせだからでしょうか、
どこか新鮮に感じます。

竹の枝葉についた虫を食べているようです。


サクラの樹でしょうか、
ひこばえの枝にちょこんととまりました。
日本の小鳥の中ではキクイタダキの次に体重の軽いエナガです。


主食は小さな昆虫類やクモ類、
エナガ君、餌がたくさんいそうな場所を見つけました。


数羽から十数羽で群れて、
木から木へと移動しながら餌を探すエナガです。
動きが早く、被りのない姿を撮るのは意外と難しいのです。


水飲み、それとも水浴び、
小さな流れにエナガが下りてきました。
気のせいか、水音にも春が近づいていると感じられます。
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モズ(百舌)

2019-02-02 20:00:45 | 
今年の1月、
東京ではほとんど雨が降らず、
晴れ日つづき、毎日のように青空でした。


真っ青の空だけを背景にして、
藪原のモズ♂。


しばらくのあいだとまり、
いろいろポーズをつくっていました。


これも藪草原のモズ♂、
少し色黒の個体です。


餌を見つけたのでしょうか、
枯れ草藪の中に潜りこみました。


河川敷の雄モズ、
枯れ草原に虫を捕え、くわえています。
冬でも生きている昆虫はいます。


これも河川敷の雄モス、
地上に餌を探しているようです。


雌モズ。
スレンダーな美(鳥)です。
モズ、ときどき地上で餌を探します。


モズの雌、
過眼帯が茶色、黒色のオスに比べて、
やさしい顔立ちに見えます。



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ホオジロ科アオジ

2019-02-01 20:00:44 | 
今年はアオジも少ないのか、
1月末になり、やっとカメラにおさまってくれました。


ホオジロ科アオジ、
スズメほどの大きさの小鳥、
北海道の林や本州の山地で繁殖し、
冬になると積雪のない低地のやぶに移動してきます。


首から腹にかけては黄色で、
胸や脇には黒い縦じまが見られます。
オスの成鳥は頭部は緑がかった暗灰色。


地上で何羽かで草の実などを探していることが多いのですが
警戒心が強く、足音に気づくと一斉に藪の中に逃げ込みます。


少し離れて動かず見つめていると
苔石の上に乗ってくれました。
こんな時が撮影のチャンスです。


頭部が褐色、この個体はメスと思われます。
落ち葉の上を歩きまわっていましたが木の種子をくわえました。
主食は植物の種子などですが、
時に小さな昆虫なども食べるとのことです。


地鳴きは「チ、チ」と、
カシラダカに似ますがカシラダカの方がやや高音。
ホオジロは「チチ、チチチ」と2声、3声と違いがあります。


藪から飛び出し、
一瞬、低木にとまりました。
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