わわわ。一月ブログに穴をあけてしもーた。忙しいだけですこぶる元気にしております。
2015年8月の読書メーター読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1922ページ
ナイス数:68ナイス
賤民の場所 江戸の城と川 (河出文庫)の
感想塩見さんが川を追っている!!これは読まねばと飛びつきましたが書かれたのはとうの昔でこれを「発見」して大騒ぎしている僕は何重にも周回遅れで、読んでみればその内容は広く深くて到底歯が立たないという訳で、こういう人がほんとうの意味で「尊敬」されるべき人なんだと思いますよ。ほんとすごいわ。
読了日:8月25日 著者:
塩見鮮一郎
黒い迷宮: ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実読了日:8月25日 著者:
リチャードロイドパリー
ウイダーの副王の
感想☆☆☆☆★ トラヴェローグの体でフィクションを語っていた「パタゴニア」からよりフィクション性を強めた「ウィダーの副王」は一方でコーマック・マッカーシーのような漂白された文章が極まり独自の「物語」を生み出していた。どっちが好きかと問われれば「パタゴニア」に圧倒的軍配を上げざるを得ないが、チャトウィンの才能という点では、本書の方がより発揮されているのではないかと思います。しかしすごい奴だったのねとつくづく感じます。
読了日:8月25日 著者:
ブルース・チャトウィン
ウイルス・プラネット (飛鳥新社ポピュラーサイエンス)の
感想☆☆☆★★ カール・ジンマー二冊目です。こちらは軽めでパラパラと読める一冊です。面白さでいうと「大腸菌」の方が断然上でした。
読了日:8月16日 著者:
カール・ジンマー
あるスパイの墓碑銘 (ハヤカワ・ミステリ 566)の
感想☆☆☆☆★ スパイ小説の古典。書かれたのはなんと1938年だそうです。確かに若い頃、書店の本棚に並んでいたけれども、その時点でもう古典だったという訳ね。しかしどうしてプロットがしっかりしてて楽しめる一冊でした。帰省の道中のお供に丁度良い本でした。
読了日:8月16日 著者:
エリック・アンブラー
ゾミア―― 脱国家の世界史の
感想☆☆☆☆★ 文明的に未開ではなく逃避者集団であったというパラダイムは皆が皆ではないにせよ、十分に説得力のある見方だと思いました。それと「部族」というものが本質的でも根源的なものでもないというのはとても「正しい」と思います。
読了日:8月16日 著者:
ジェームズ・C・スコット読書メーター