2004年度のピュリッツァー賞を受賞した「タイガーフォース」読了。
「タイガーフォース」は、ソンヴェ渓谷で索敵行動に当たっていた45名の偵察小隊だ。
悪名名高い「ミライ事件」よりも前の1967年4月から11月の間、この小隊は非武装の村を焼き払い、数百人の住民を殺戮した。
胸の悪くなる酷い展開。まるで小隊と一緒にジャングルを彷徨っているかの様な閉塞感が襲ってくる。
40年以上経過して漸く日の目を見たこの事件の全容から目を背けてはならない。
この事件は確かに最悪。最低な事例かもしれない。
しかし、これは極めて特殊で例外的な事件なのだろうか。本を読み進んでいく僕の心の中では同じ様な事があちこちで起こっていたのではないかという思いが湧いてくる。
これはベトナム戦争だけではなく、それ以前もその後の戦争でも起こっている事なのではないか。
40年経って本が出てくるアメリカも凄いが、そんな情報が決して世に出てこない他の国々。
日本だって例外なく書かれることの決してない事実があるのではないだろうか。
そんな日の目を見ることのない裏側の歴史の方がずっとずっと深く大きくて、その深い沼に潜むものこそ本当の人類の主役なのだろう。
そんな事実に胸が潰れてしまいそうだ。
「タイガーフォース」は、ソンヴェ渓谷で索敵行動に当たっていた45名の偵察小隊だ。
悪名名高い「ミライ事件」よりも前の1967年4月から11月の間、この小隊は非武装の村を焼き払い、数百人の住民を殺戮した。
胸の悪くなる酷い展開。まるで小隊と一緒にジャングルを彷徨っているかの様な閉塞感が襲ってくる。
40年以上経過して漸く日の目を見たこの事件の全容から目を背けてはならない。
この事件は確かに最悪。最低な事例かもしれない。
しかし、これは極めて特殊で例外的な事件なのだろうか。本を読み進んでいく僕の心の中では同じ様な事があちこちで起こっていたのではないかという思いが湧いてくる。
これはベトナム戦争だけではなく、それ以前もその後の戦争でも起こっている事なのではないか。
40年経って本が出てくるアメリカも凄いが、そんな情報が決して世に出てこない他の国々。
日本だって例外なく書かれることの決してない事実があるのではないだろうか。
そんな日の目を見ることのない裏側の歴史の方がずっとずっと深く大きくて、その深い沼に潜むものこそ本当の人類の主役なのだろう。
そんな事実に胸が潰れてしまいそうだ。
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