浦安中年期外伝

カミさんを師匠に修行中の週末の料理やポタリング、読み散らしてている本の事など

ようこそ、おいでいただきました。

歳をとると日々が過ぎて行くのがどんどん早くなっていきます。ブログの更新がやや散漫になりつつありますが、しっかり元気でやっております。
いろいろなジャンルの本を読み漁り書き散らしてきたウェブサイトは今年で20年を迎えました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。 浦安中年期外伝(読書編)
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里見公園でバラ鑑賞

2011-05-14 19:47:00 | 出来事
急遽、国府台へお見舞いにいくことになりました。ほんとはこの週末葛西にバラを見に行こうかなんて話をしていたのだけれど、通り道なので帰りに再び里見公園へ。もうバラは咲いたかな。

残念ながら、まだまだ見頃にはちと早かったようです。

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こちらの公園は立ち木の関係で場所によって日当たりがだいぶ違うので、いっぺんに満開になるのは難しいのかもしれません。

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それでも咲いたバラはすばらしい香りを放っておりました。

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入院の件に加え大船渡からやってきたご不幸の連絡。今日はなんて日なんだろう。どちらも正に寝耳に水とはこのことだ。

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昨日から今日は自転車踏もうとルートなんか検討したりしてたのに。それにしても今年は自転車に乗れない方向へ流される日々だ。

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カミさんと二人でバラを見れたのでいいか。

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僕はこの木が好き。カミさんはその脇を奥に抜けていく小道が好きだという。ずっと遠くにのびているような感じがするという。

ここは桜の季節に義父母を連れてきてあげたいね。

震災から二ヶ月

2011-05-11 23:51:00 | やっぱり音楽がいる
なにをどうしようにも、どうあがこうにも日々はただ過ぎて、震災から二ヶ月が経過しました。まだまだ避難所生活を強いられている方々。どうにか生活を立て直そうと歯を食いしばってがんばっている方。失ったもの、失ってしまったもの、そしてあの日を境に消えてしまった数々の命たちから僕たちは時空のなかではどんどんと遠ざかっていってしまっている。

Staind - Right Here



時空上の距離はだだ淡々と離れ続けていくだけなのだろうけども、僕達の気持ちや記憶にはきっとあのときのことが何年たっても鮮明に蘇らせるほど強く焼き付けられていることだろう。

Flyleaf - All Around Me



失われたものたちもそこにいけばいつも一緒にいる。

Elliott Yamin - You Say



今回の震災による被害は「震災」に加えて、「津波」の圧倒的な破壊力がくわわった事、原発の放射線漏れを生んだことで他とは比較にならない事態が生じました。

いま僕達にできることは何か。そして今回起きたことを最大限教訓として生かすことに意識を集中していきたいと思います。

失われてしまったものたちのためにも。


大型連休もいよいよおしまい

2011-05-08 20:42:00 | 出来事
今年の連休はオヤジは10連休でした。皆様はいかがでしたでしょうか?

我が家は仙台から義父母が遊びに来てくれたので浦安で過ごしました。遊びに来たというよりも、実際には仙台からすこし離れたかったというところです。

こちらにいる間はあまり揺れなかったので、息抜きになったのではないかと思います。


境川の鯉幟は毎年のように風にキレイに泳いでおりました。堤防が崩れて工事が入っていたため残念ながら近づくことはできませんでした。

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里見公園のつつじがとてもすばらしかったです。

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やっぱり台地の上は地盤が磐石ですね。安心感が違う気がしました。

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暮れていく今日の夕日をみて憂鬱になっているオジサンは世の中に沢山いるんだろうなー。
僕だけじゃないはず・・・。

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今日は母の日、そして僕達夫婦の結婚記念日です。信じられないことに今年で23年目になるようです。あんまりあっという間でびっくりです。

なんだかんだいいながらもここまで支えてくれてついてきてくれたカミさんにはただただ感謝であります。ほんとにありがとう。あなたなしにはここまでくることはなかったと思います。


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いいお休みでした。

「爆撃」

2011-05-06 19:49:00 | 出来事
ハワード・ジンの「爆撃」について。今日は半分仕事をするつもりだったのだけれど、CNNのニュースを見ながら記事を整理するのに半日かかってしまい、他には何も出来なかった。書いているうちにだんだん頭に血が上ってきて、なかなか進まなかったというのが正直なところだ。

この時間、ロイターからはビンラディン殺害について適法性が議論となっているとの情報が流れている。

ミシガン大学ロースクールのスティーブン・ラトナー教授は「法律問題としては難問だ。多くの問題は、ウサマ・ビンラディンが交戦相手の戦闘員なのか、大量殺人の容疑者なのか、どちらと考えるかにかかっている」と述べた。

 エリック・ホルダー米司法長官は、「ビンラディン容疑者は9・11の実行組織であるアルカイダの指導者」であり、殺害作戦は合法だったと証言。「戦場で敵司令官を標的にすることは合法だ。第2次世界大戦中に行った山本(五十六の殺害)も同じだ」とも述べた。

アルベルト・ゴンザレス前司法長官も、ロイターの取材に「ビンラディン容疑者は軍事目標だった。われわれは紛争中だったという点に疑問はない。何を議論しているか私には分からない」と述べ、作戦の合法性を訴えている。

アルカイダとアメリカ政府が戦争状態だったのかどうか。僕には知り得ない。そんなことは主観の問題のような気がする。

戦争状態であれば、突入して捕捉できる状態であっても射殺するし、首謀者の居場所を探るためには拷問もする。そしてその場所が戦争状態にはない他国の街であっても武装ヘリで突入することが許されるかどうかよくよく考えてもわからないと言うような人たちだということがここでは大切な気がします。僕は全くもって今の状況が気に入らないよ。

以下はサイトに載せた記事全文です。

長い間その行方を追われていたウサマ・ビンラディン容疑者は、2011年5月1日潜伏先のパキスタン郊外の町アボタバードの屋敷にアメリカの特殊部隊が突入し、その場で射殺された。オバマ大統領の指示よる作戦行動であり、ホワイトハウスでは大統領を含め閣僚がリアルタイムでこの作戦遂行の様子を注視していた。
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オバマ大統領はこの件に関して、緊急の演説を行い、「アルカイダ撲滅を目指すわが国の取り組みにおける過去最大の成果」、「同容疑者の死は平和と人間の尊厳を信じるすべての人に歓迎されるだろう」とし、「正義が実った」と述べた。また今後ともテロとは戦い続けるとも宣言した。

あれから数日が経過しいろいろなことがわかってきた。まずパキスタン領内に数機のヘリが侵入して実施されたこの作戦について、パキスタン政府には事前の通達も承認も得られていないものだった。銃撃戦の末、女性を人間の盾に使って激しい抵抗をしたあげくの射殺だったという情報だったが、実際には寝室で一緒にいた女性は夫人で、特殊部隊に抵抗したことから足を撃たれ負傷。ビンラディンも本人も抵抗したものの丸腰であった。

特殊部隊がビンラディンの遺体を持って飛び去ったあとに残された複数の親族はパキスタン治安当局に拘束されているが、このなかには12歳の娘が含まれており、彼女はビンラディン側からは一切発砲はなく、ビンラディンは捕捉されたあとに家族の目の前で射殺されたと証言しているという。

アメリカのギャラップ社・USAトゥデー紙合同の世論調査は4日、ウサマ・ビンラディン容疑者殺害作戦を支持する人は93%。不支持は5%にすぎず、圧倒的に強い世論の賛同を得ていると報じた。

ウサマ・ビンラディンは9.11の同時多発テロを含む数々のテロ行為の首謀者とされる人物であり、僕個人として彼を支持するつもりなど毛ほども持ち合わせてはいない。しかし、今回のこのアメリカ政府のとった行動は以下の点で全く支持することができない。

先ず、当日の作戦行動の内容はどれがどこまで本当かわからないがカーニー米大統領報道官も公式に認めていることからほぼ間違いなく丸腰だったらしいこと。本人を捕捉して裁判にかけることは十分に出来たハズだが、今回の作戦にはそもそもそんなオプションが含まれていないことは明らかだ。ウサマ・ビンラディンの遺骸はヘリで北アラビア海上で待機していた空母カールビンソンに運び込まれ、DNA鑑定などの検査を済ませるとその場で水葬されたという。ここまですべてシナリオ通りだったのだろう。これはひらたく言えば処刑だ。確かに大勢の人の命を奪った男だ。しかし、踏み込んで丸腰の人間をその場で射殺するなどということは国家が行う行為として有り得ないことだ。

次に、パキスタン政府になんの断りもなく作戦行動を実施したこと。CIA長官のレオン・パネッタはパキスタンに事前に情報を流さなかったのは、漏洩の恐れがあったからだと述べている。どんな理由があれ他人の国に土足で入り込んで行っているこの行為はパキスタンの主権を侵害している事は明らかだ。このような行為が国際法上問題がないとするなら法律の方に問題があると思う。

この点に関してはアボタバードは軍事施設などもある街で、この街に長く潜伏していたというビンラディンの存在。ステルス機能を持っているらしいヘリだが、一機は故障を起こして墜落。その場で爆破処理までされている。40分程度だったといわれている作戦行動がパキスタン側に全く捕捉されていないというのは明らかに不自然な点は残る。

更にはCIA長官のレオン・パネッタはビンラディンの潜伏先の情報入手元として拘束中のテロリストを「水責め」にして得たものだと認めている。このテロリストはおそらく裁判にかけられることなく拘束されている者だと思われるが、一般的には捕虜であり、捕虜に拷問をしているという訳だ。こうした行為はジュネーヴ諸条約に反する行為なはずだ。

これらは絵空事や映画の世界でもなければ、前時代の出来事でもない。今この世の中で起こっていること。またそれを公に認めているアメリカ政府の傲慢さ。それを93%という数字で支持しているらしいアメリカ国民の心も全く信じられないことだと思う。

先ほどCNNでマイケル・ムーアが長いインタビューに答えていた。マイケル・ムーアは当然だがこの作戦を支持していなかった。しかし、どうみても旗色は悪い。「もはや自分は古いアメリカ人なのかもしれない」などという頼りのないことまで言っていたのにはショックだった。

日本政府も公式に今回の作戦行動とビンラディンの死を「良い事」として受け止めているとコメントをしており、振り返れば、天安門事件の時の民主化運動リーダーの1人、ウアルカイシが麻布の中国大使館に侵入しようとしたのを押しとどめたり、「金正男」らしき人物が日本にやってきてしまったときも、身元確認を敢えて行うことなく、送り返してしまったり、金大中がグランドパレスで謀殺を意図した韓国中央情報部 (KCIA)に 拉致されたときも、日本政府の対応は事なかれ的だったわけで、仮に今回の作戦行動が日本で行われていたとしても日本政府のコメントが大きく変わることはない気がする。

もはやアメリカの暴走を止めることも世界中で起こっている紛争の火の手も止めるすべは失われてしまったのかもしれぬ。

さて、ハワード・ジンの「爆撃」。シティ・ライツ出版社の編集者グレッグ・ルジェロ(Greg Ruggiero)が「刊行によせて」として短い文書を添えている。これをみると本書は原爆投下から65周年を記念して1995年に書かれた「ヒロシマ---沈黙をやぶる」に加えて、ハワード・ジン本人が爆撃に参加した「ロワイヤン爆撃」についての記事をあわせて出版するという企画だったそうだ。2009年12月に序文が書かれ本書は完成。その一ヵ月後にハワード・ジンは鬼籍に入った。

ロワイヤン爆撃とは、第二次世界大戦も大詰め、ドイツ降伏の三週間前の1945年4月半ば、フランス海岸部のリゾート地ロワイヤンに対して、1200機以上のアメリカの爆撃機からの最新鋭の爆弾であったナパーム弾および焼夷弾、2000ポンド炸裂弾を投下爆撃に加え地上軍からも攻撃を加えたものだ。当時このロワイヤンには強固なドイツ軍守備隊が抵抗していると伝えられていた。この攻撃により人口二万人ほどの街はこれによって完全に瓦解し、街に残っていた二千人ほどの住民たちの半数以上が死亡、数百人が負傷した。彼らはドイツ占領下のフランス国民、連合国側の一般市民であった。しかし彼らは事前の通告もなく突如飛来した爆撃機の落としたナパーム弾によって、生きたまま焼かれたのだ。

ハワード・ジンは終戦後、自分自身が行った爆撃の結果を知り衝撃を受ける。暴力に暴力を重ねることで生み出される悲惨な結果に強い憂慮を抱き、ヒロシマに対する原爆投下に代表される一般市民を巻き込む大量殺戮には一抹の正当性もないこと。戦争そのものを否定する反戦主義の歴史家として一生を送ることとなった。正に本書はその生涯を体現する一冊となっている。

 桑原千代子という73歳の被爆女性は、スミソニアンの決定が「勝者の傲慢」を示していると言った。彼女は言う。「戦争をはじめたのは日本です。でもそのことは核兵器の恐ろしさを正当化しません」

また、ハワード・ジンは、このような大量殺戮を行うことにあたかも正当性があるかのようなことや、他に選択肢がないなどという戯言を一般市民に信じさせるようなプロパガンダを行う政府のやり口についても痛烈に批判している。第二次世界大戦はイデオロギーの戦いであったと言われてきた。敵国国民は、邪悪で悪魔のような存在であり、死んで当然の輩であると。実際にそれを信じて戦った人々もいたわけだが、これを流布した政府閣僚はこれを利用していたというのが正しい捉え方なのだ。現在、この世界で行われてる紛争の殆どは宗教戦争の形相を見せているが、これも先頭を切って戦う人々を動機付けるために一握りの権力者たちによって利用されているという面も見逃してはならない。

 実際、原爆投下擁護論の多くは、報復気分に基づいていた。あたかも広島の子どもたちが真珠湾を爆撃し、ドレスデンにひしめいていた民間人難民にガス室の責任があったかのように。米国の子どもたちは、ミライ村でのベトナムの子どもたちの虐殺のせいで死に値しただろうか。

ビンラディンに話を戻そう。ビンラディンは9.11の事件を起こす以前、テロリストの首謀者として我々の視界に現れた時点で既に何らかに激怒していた。僕らは9.11の事件が起こった時点でも彼らの怒りの本当の理由が理解できていなかった。彼らの主張のなかにはアメリカ政府が起こした爆撃などの無差別・無分別な攻撃に対して断固として戦う。自分たちがやられたようなことをアメリカに対して行うと言っているものもあるのだ。9.11がどんなことがあっても決して許される行為ではなかったことは確かなことだが、アメリカが彼らに対して行っている爆撃では、死者の数は数えられることがない状態であることも確かに事実で、そこでは正に悪夢のような犠牲者が生み出され続けていることにもきちんと目を向ける必要がある。

オバマ大統領はビンラディンを殺害したことで正義がなされたと述べているが、テロがこれによって終息しないことは間違いがない。暴力は暴力を生むだけだ。暴力を重ねることで、暴力的な世界しか知らずに子どもたちが育てば世界はより暴力的な傾向を強めていくことだろう。僕は自分も自分の子どもたちも拷問や処刑を平然と容認する社会に生きることは決して望んではいない。


ビンラディン殺害

2011-05-02 18:26:00 | 出来事
2001年9月11日の米同時テロ事件の首謀者と目され、国際テロ組織アルカイダの指導者であるウサマ・ビンラディンは潜伏先のパキスタン、イスラマバード郊外の建物に米軍のネイビー・シール等によって構成される部隊に急襲され殺害された。荒野の洞窟に潜伏しているのではないか等といわれ、多額の懸賞金も賭けられていたものの捕まえることが出来ずにいたビンラディンだったがとうとう追いつめられた形だ。

潜伏先の建物はパキスタンでも富裕層の住む高級住宅街で、そのなかでも際立って大きな邸宅だったそうだ。米軍による空襲を許したパキスタン側の事情を考えるに、何らかの代償を持って売ったと考えるのが普通だろう。

オバマ大統領は「正義は成し遂げられた」と演説した。ついでにブッシュⅡもしゃしゃり出てきて、「この画期的な成果は米国の、世界中で平和を求める人々の、そして01年9月11日に愛する人を失ったすべての人々の勝利を示す。テロとの戦いは続く。しかし米国はきょう、どんなに長い時間がかかっても裁きはもたらされるという明白なメッセージを発信した」と長々とコメントした。


他国の住宅街に乗り込んで問答無用で撃ち殺すことを「裁き」と呼ぶなら、警察も裁判所もいらん。アメリカ合衆国はそんな国なのだ。

9.11の犠牲者の多くは実際になんの関係もない人々であり、それは殺される必要のない人々であった。しかしそんなテロを招いたアメリカ政府の理不尽さ、アルカイダのような原理主義者を焚きつけて、手取り足取り戦い方を教え、テロリストに育て上げたアメリカのやってきたことについては反省されることはないのだ。

ビンラディンは生け捕ること等まるで想定されていないかのように乗り込んでいった者どもによって射殺された。もとより本人もいざというときに生きて捕まる可能性などないことは承知していただろう。しゃべらせたらアメリカの不都合な事実が白日のもとに晒されることになる。裁判での証言なんて機会をアメリカ政府が許すわけはないからだ。

新聞各紙の反応を抜粋してみた。


日本経済新聞
 オバマ政権は今年7月からのアフガニスタンからの撤収を開始する方針を決めていた。ビンラディン容疑者の死亡はテロとの戦いで一定の成果を上げたと見ることもでき、12年の米大統領選再選を目指す米大統領の政権運営にプラスとなりそうだ。


毎日新聞
今後、アルカイダ系やイスラム過激派によるテロ活動が収束するかは不透明だ。アフガニスタンと隣国パキスタンでは、アルカイダだけでなく、アフガン旧支配勢力タリバンや、これに同調するパキスタンの武装勢力などさまざまなグループが入り交じって自爆テロなどを仕掛けている。米国の「テロとの戦い」は今後も苦戦を強いられそうだ。

朝日新聞
 ビンラディン容疑者が殺害されたことで、アルカイダと連携を強めてきたアフガンの反政府勢力タリバーンなどの動きにも影響が出る可能性がある。また、今回の作戦が首都近郊で米国の部隊によってなされたことで、反米感情が高まるパキスタン国内から反発が出る可能性もある。

読売新聞
ビンラーディンの真の脅威は、すでに1人の人間を優に超え、異教徒に対する容赦ないジハード思想が中東のみならずイスラム世界全体に「運動」として浸透していることだ。ビンラーディンの言葉はインターネットを通じて瞬時に世界に伝播、それに感化された小さなビンラーディンたちがさらに過激な呼びかけを行い、欧米人も含む普通の市民がテロの先兵となっている恐怖の現実は、ビンラーディンの死では消えない。

産経新聞
同時テロをはじめとした反米テロ活動の“象徴”となっていたビンラーディン氏の死亡で、米国の「反テロ戦」はこれまでで最大の成果を達成した。ただ、アルカーイダの残存組織はいまだ世界各地に残っており、最高指導者が死亡したことで、テロ活動などの動きが一気に高まる恐れも出ている。


確かに彼はテロを引き起こし大勢の罪のない人を殺した男なのだろう。しかし、人を殺して道義的正義が達成されたなどという政府の方も信用のおけないならず者そのものだ。