五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

防災の日

2008年09月02日 | 日々のつれづれに
9月1日は85年前に起きた関東大震災を記念して制定された防災の日ですが、実家のある地元・市川三郷町でも、前日の31日に山梨県と共同主催で「平成20年度山梨県地震防災訓練」が行われ、私も自治会の動員がかかっていたので参加してきました。

会場になった町役場、町民体育館の前には、山梨県や町、それに警察、消防、自衛隊をはじめ関係機関の車や人、それに大勢の地元町民や高校生のボランティアグループなどが大勢集まっていて、さまざまな訓練をおこないました。

今回の訓練では、静岡県駿河湾を震源とする大きな地震が起こり、山梨県全体に大きな被害が発生し、市川三郷町でも水道・電気・道路などのライフラインに影響が出たとの想定で、避難訓練、炊き出し訓練、初期消火、がれきや倒壊家屋からの救出・搬送訓練などが行われました。

写真は県の防災ヘリ「あかふじ」による救急搬送訓練です。
ただでさえ「陸の孤島」になりやすい山梨県ですから、こういった機動力を生かした搬送能力があることは心強いですが、大規模な災害が起きた場合にどれだけ有効に活用できるかは何ともいえません。


こちらは倒壊した家屋から人を救助する訓練です。二階に穴を開け、そこからはしごを下ろして中にいる被災者の救助を行います。
作業中もひっきりなしに「大丈夫ですか」などと声をかけながらの救出訓練に、周りで眺めている私たちにもその真剣さが伝わってきます。

このほかにも、がれきの中に閉じ込められたひとを救出する訓連や、道路に取り残された車のドアを破って中の乗員を助け出す訓練などが行われました。

地震で寸断された道路を調査するための、モトクロッサーのようなバイクの部隊など、ユニークなものも見ることができました。



体育館の中では、被災者になったときを想定して2メートル四方に3名の大人が生活する、といったことを実際に体験しました。電気が消えていると日中でも薄暗く、またエアコンも効いていないのでけっこう暑苦しい生活を余儀なくされるんですね。お年寄りなどにはずいぶんこたえるんじゃないかなと思いました。

写真は体育館の外に並べられた簡易トイレです。トラックでなくても運べるようなものでないと、陸の孤島になった場合には役に立たない、ということなのでしょう。

テレビや新聞などではよく目にするこれらの光景ですが、いつ自分たちの身に降りかかってくるかもしれません。そういった場合に備えて、実際に自分で体験しておくことは大切なことなんだなと思いました。
コメント (3)
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