五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

無尽(むじん)

2013年03月04日 | 日々のつれづれに
以前、ホームページに無尽について書いたところ、大勢の方から問い合わせを受けたことがあります。
先日も「はてな」のページに無尽についての質問が掲載されており、回答者が私の作ったページを引用されていました(残念ながらリンク切れですが)。

そもそも無尽は「無尽講(むじんこう)」といって一種の互助会のようなものでした。
毎月少しずつお金を出し合ってプールしておき、急にお金が必要になった人に融通するといったものだったようです。

無尽というのは山梨固有のものなのかどうかは知りませんが、私の知っている限りで言えば、今は定期的(1ヶ月、あるいは2ヶ月に一度)に何人かで集まって飲食をし、その際に持ち寄ったお金を貯めておくというものを指すようです。
そのお金の使い方によって「旅行無尽」とか「ゴルフ無尽」というような名前をつけています。

人の構成は、同級生や地域の人、あるいはPTAや父母会のOB会(?)みたいなものもあります。
ひとりでいくつもの無尽にはいることも普通にありますので、その費用もバカにならず、山梨県人の交際費が全国平均に比べて多い原因にもなっていると思います。

私は、といえば同級生の「旅行無尽」に入っていて、三年に一度くらいの割合で旅行に出かけます。
一流のホテル(あるいは旅館)に宿泊し、観光をしたり大宴会をしたりして大散財をして大概は大きな借金を作り、その返済金のために毎月集まる、という繰り返し。

それでも旅行から帰った翌月の無尽では「次はどこへ行こうか?」という話題が出る始末。
60歳近くになって老い先も“気”も短くなってきて、「今度は近場でいいから二年に一度にしよう」という声も出るようになりました。
旅行先の選定を肴に一杯飲むのが楽しみの無尽ということでしょうか。