松静自然 -太極拳導引が教えてくれるもの-

松静自然とは落ち着いた精神情緒とリラックスした身体の状態をいい、太極拳導引の基本要求でもあります。これがまた奥深く…

求めるものをやっと自覚できたみたい

2010-01-17 | 行雲流水-日日是太極拳導引-
来月の交流競技会に向けて
練習内容が少しずつ変わってきています。

と、これまでは思っていたんですけど
少し印象が変わってきているような気もします。




今回は集体・個人ともに楊式太極拳で出場します。
先日も、表演套路について
同じ内容にするのか違う内容にするのかと
先生から尋ねられたのですが、
そのときはまだ迷っていると伝えました。



ですが、
ホントは迷ってなんかいなかったんです。

既に「どっちでもいい」という答えを持っていました。
でも、先生からの問いに対して
どちらかに決めなきゃいけないと思った時点で
「どっちでもいい」を自分でボツにしちゃったんです。

なぜ「どっちでもいい」だったのか。
套路は楊式であることを伝えるための手段
と捉えていたからかなと思います。

“恋する陳式”では荷が重過ぎるとして
楊式を選んだのですから、その時点で
今回のテーマ(楊式で何を練習してきたのか)
既に出ていたのです。

それなのに先生から質問されたら
ちらりと色気(欲)が出たっ!ということです。
それだけの話ですね。
過分な意欲は欲でしかない。如封似閉で封印ですっ!
表演套路にはこだわっていないことでもあるし
だったら同じでもいいんじゃないかな。


新たな形に挑戦するのもひとつの方法。
一(いつ)のものを
二つ三つと新しい視点で捉えていくのも
またひとつの方法。

今回は後者でやってみます。