ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

出張先で風邪を引きまして

2006年12月06日 08時15分26秒 | Weblog
先日、東北から北陸は雪が降りました。
関東平野から出てくるときは比較的温暖でしたが、急な冷え込みで体調を崩してしまい出先で医者に掛かるという自分としては生まれてはじめての大失態。

しかし、同行のS君が頑張りまして何とか仕事は無事終了。昨日はビジネスホテルの一室でおとなしく寝ていました。

昨日の医者はひどかった。「どうしました? 風邪ですか?」
こちらが容態を言わないうちから人の病気を決め付けて。
胸と背中に10秒くらい聴診器をあてて、「薬を出しますから今日一日水分を充分とって寝ていてください」。たったそれだけ????????

いかに、保険証を見たら遠方の患者だとわかったとしても、それはないでしょう。

「水だけ飲んで寝ていろって事か? それじゃ医者は不要だろう。注射か点滴ぐらいして見せろよ」といいたいところです。

帰りに、診察料金を払ってから、薬をもらってまたビックリです。
なんと、6種類もの薬が二つの袋に一杯です。
これじゃ、薬を「飲む」のではなく「食べる」といった感じです。
診察利用と薬代で1400円でしたからマツモトキヨシへ薬を買いにいったと想えばしょうがないか・・・ところで、医薬分業はどうなったの?

「医は仁術」といいますが最近では「医は算術」なのだと感じた次第。

宿泊中のビジネスホテルは開店したばかり、どうも部屋の中が乾燥しすぎているのとクロスの匂いがきつ過ぎる。勿論コンシェルジュなんてシャレたのはいないけれどフロントのお姉ちゃんに、加湿器をお願いしたら、笑顔で部屋まで運んでくれました。お陰で今朝は喉の痛みも消えました。

私は、顔がマズイ分美声でして、年末の忘年会を控えこれから幾多のステージに立たなくてはならないので喉は大切にしなくてはなりません。

普段は整腸剤の「正露丸」しか飲まないので薬も聞いたようです。

今日はもう一人スタッフが来て別の構築作業です。
私は一人で大移動です。頑張ります。

石油商人(あきんど)の一分・ダンディズム

2006年12月06日 07時03分32秒 | Weblog
最近のSS業界。
素人でも見様見真似(みようみまね)で何とかできる業務ノウハウが多すぎる。

ひどいケースではSSのセールスルームにスロットマシンみたいなものまであって「777」で「本日のガソリン代がタダになる」なんてやってます。
これでは、そのうちガソリンがパチンコ屋の景品になってしまうのかもしれません。(笑)

実際、商人が自分の命の源泉である商品を「賽の目を振って」タダであげるとしたら「武士の一分」どころか『商人の一分』魂を捨てたも同然です。

いつの間にか、石油業界人が自らビジネスのダンディズムを破壊するような情けない状況になっています。あまりにも軽薄に過ぎると感じるのは私が古い石油業界人だからなのでしょうか? 絶対に違うと信じたいものです。

灯油ビジネスは石油の原点といわれますが、その業務についてのノウハウはプロといわれる人たちでも意外と知らないものです。
外見からは見えないビジネスのノウハウなのですが、販売の知恵はそれぞれの企業にスピリット(魂)として内包、蓄積されているといってもいいでしょう。
だから私は「消費者の笑顔が見える」灯油ビジネスに命を賭けてこだわります。

「メールアドレスを集めれば、ガソリンが拡販できる???」
そんな事を信じて本気でお客のメルアドを集めている社長さん!
貴方は毎日のスパムメールに腹を立ててはいませんか?

創造性がないFCビジネスに慣らされてしまったSS経営者の頭の中には自主性がありません。大減販時代で頭の中はダッチロール状態です。そんな経営者は早めにこの業界から撤退した方が良いと思われます。

汗と涙で自ら摑んだ販売手法が一番大切なのです。
毎日、毎日の積み重ね。人真似では駄目です。

自分の職業と企業の独自性を大切にして頑張りましょう。
誰でも何時でもできる事なんて、仮に貴方が成功しても明日は誰かが真似して付いてくるものです。実際SS業界人は創造性が少ない分だけ人真似のスピードが速いのです。

だから蓄積された「ノウハウ」は企業の命です。情報は「宝」です。

『松茸は千人の股をくぐる』といいます。
松茸取りの名人は毎年松茸が生える場所を知っています。しかし、その場所を誰にも教えません。だから名人なのです。

石油ビジネス業界でも何が本物なのか判る時代がすぐそこまで来ています。
私たちは、SS経営者の皆さんと一緒に汗と涙を流せるソリューション企業になりたいと努力しています。そして、すでに貢献できるという自信があります。