揮発油税暫定税率撤廃問題は「大山鳴動してネズミ一匹」かと思われていましたが、ここにきて「揮発油税25円値下げ」が再度現実味を帯びてきました。
まるで、私の花粉症のようです。
最近、ようやく花粉症が収まったと喜んでいたら昨日あたりから再び大変な事になりまして苦しんでいます。
昨日は近くの薬局で花粉用のマスクに、目薬、鼻の塗り薬とブリーズライトで完全装備をして今日からシャープの要請で東北遠征です。
昨日は中部地方でしたので結構花粉がひどかったのですが、今日からは北国ですから幾分よいかも知れません。
揮発油税、暫定税率の問題は与野党が年度内に修正合意すれば期限切れは避けられますが、どうも与党内での法案修正が困難なのに加え、日銀総裁人事のあおりで与野党協議自体が成立しにくくなって来たようで、再び油断できない状況になってきました。
WTI原油価格は110㌦。さらに上昇という観測も強まっています。
米㌦の下落や景気動向も怪しい状況となってきました。
日本の石油業界などはまるで大海に浮かぶ枯れ葉のようなもので激動する原油価格のなかで空しく漂っています、石油ビジネスは商売そのものを考え直す時期です。
石油製品は競って安売りをするような商品ではなくなってくるはずです。
もはや、安い業転玉を拾い集めて安売りで拡販などという時代ではなくなるはずです。
消費者ニーズに沿った基本に忠実なビジネスフォームが強くなるはずです。
SSの価格戦略なんてものは「看板上げればいつでも対応できる」という安易な考え方は自らの首を絞める危険な考え方です。
これからしばらくの時代は急激な価格上昇を前提にしての販売戦略がポイントになります。決して地域安売りだれの競合他社との価格競争だけに視野を奪われることなく落ち着いた対応が大切ですね、私が全国を巡回してみて、最近では「安売り型SS」の淘汰が目立ちます。
これだけ、原価でプッシュされれば厳しい状況になるのは当然です。
さらに、揮発油税制の問題が追い打ちをかけることになると、大変なことが起こります。
最近大手企業からの「軽油税申告」に関するオファーが増えてきまして、対応が大変です。
しばらくは、忙しくなりそうです。
ハクション!!!
今日も花粉がひどいようです。
それでは、行ってきます。