ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

灯油の新たなビジネスモデル開発

2007年02月08日 05時48分59秒 | Weblog
現在、朝4時32分。
昨晩は9時に寝て今朝はすでに起床。

今年の上州、前橋、高崎はカラカラに乾燥。
まさに「空っ風」。
この地域で雪を見ない年なんてのは生まれて初めてです。

マンションなどでは
加湿器を掛けて寝ても喉がカラカラに乾いてしまう。
風呂に入って頭を洗っても30分で乾いてしまいます。
ドライヤーも不要。

このままでは2月中に桜が咲くのかな? 
まあ、それはなかろう・・
しかし、梅は咲くかもしれません。
今朝の気温は6度です。昨日も日中では17度まで上がって、すでに花粉が飛んでいるようです。

今年の暖冬は、石油業界ばかりでなく色々な業種に影響を及ぼしている。
暖冬で泣く業種に笑う業種。いろいろです

風邪薬や目薬などは売れているようです。
高崎駅には西口と東口の両方に大型の薬屋「マツモトキヨシ」が出店している。
会社の近くにも大型のドラッグストアがあります。薬屋は本当に多いです。
こんなに薬屋が多いんだから、この地域の生活環境がよいはずはないのだろう。

SS併設店舗として、薬屋がよいかも知れない。目薬なんか売れるかも・・

関東ではゴルフ場はホクホクで、上信越のスキー場は雪がなくて大変だといわれています。しかし、ゴルフ場の支配人に言わせると、例年積雪で新潟や長野のプレイヤーからたくさん予約が入るのだそうですが今年は少ないそうです。

今年は雪国の新潟、長野でも真冬にゴルフができる気候なのです。

さて、石油業界の話題ですが、昨日も複数の元売販社の役員さんから灯油に関する前年度との収益格差の話題。販売数量動向と粗利益の相関比較データなどを求められています。販売店向け卸売りは20%強の販売減。自社配送部門数量は微増。収益は向上しています。粗利益率は30%近いようでです。
乱売中のガソリンと比較して灯油は「親孝行商品」となっています。

昨日の某広域ディラーとの打合せでは、灯油販売部門の独立強化が今後の方針です。灯油に関していえば一般業者と元売販社や大手スーパーディラーでは今後の販売方針の温度差が大きいようです。

燃料転換だ減販だと今後SS業者ではさらに経営的な問題で灯油を店頭販売だけに限る業者も増えてくるはずです。配送コストと収益販売ラインを割る販売業者が多発しています。一方では直売部門や配送集約化を推進する企業もあります。

店頭と配達の棲み分けは明確化していますが、理解はできても物理的に配送体制構築が不可能な業者が多発しており「格差」が拡大しています。

灯油販売戦略の新たなビジネスモデルは今後システムとしてさらに強化され確立されます。

配達灯油は必ず、石油ビジネスにおいて収益の中核となります。

連日中身が濃いスケジュールを消化中

2007年02月07日 14時44分48秒 | Weblog
昨日は北陸のディラー様で十数名のマネージャーに対するレクチャー。
課題は全社的な基幹業務統合管理と業務平準化です。
社長自らのご要望で経営管理者がリアルタイムに自社の経営ポジションを認識できるような基幹統合系ERP経営管理システムの構築を要望されています。

中堅ディーラーの多くではシステム担当社が非力であったり、オフコン系の古い概念であったりしてシステムがツギハギだらけで欲しい情報や正確なデータをリアルタイムに参照する事が難しい状況です。なんとか、財務会計処理まで連動させて全社的な経営ポジションを把握し、スピーディーな経営対応が図れるようにしたいものです。

採算を度外視しての本格的なERPソリューション構築となりそうです。

本日は、首都圏で早朝から某スーパーディラーのシステム部と販売部を含めての灯油販売戦略システム構築に関する打合せでした。元気企業は朝が早くて、昼飯も抜いて、今終わったところです。熱い熱気がまだ残っています。

ある支店ですでに納入稼動中なのですが、いままでの実務稼動をもとにこれからいよいよ全国展開を前提にしての非常に優秀な若手システム部隊による「雪ん子」最新版の最終検証と意見交換。

全員が石油業界のプロフェッショナルです。細部にわたる仕様検証やレアケース対応の処置など一般的な企業ではとても想像もできないような厳しい検証を実行。かなり高い満足度を得られたと確信しています。

ある部分では、大手企業が想定していたり、これから取り組もうとしている機能や新しい手法について、「雪ん子」最新版ではすでに具現化されており、高い評価を頂戴いたしました。嬉しい事です。

シーズン中の真冬から連日このように熱の入った活動が行われるのは初めてのことです。石油業界の生き残り競争はITシステムを駆使してスピードアップされています。

すでに今後の減販の時代では「小手先の販売ツール」などでは通用しない時代であるとの認識のもと新たな取り組みが開始されています。

詳細はできる範囲で徐々に公開いたします。

システムによる全社的な経営効率向上による経営管理のコストダウン競争となります。

ガソリン販売を中心とするSS店頭の拡販オペレーションから「次の時代」へ・・

石油流通先進企業の嗅覚はすでに、NEXTへ

私も頭が疲れます。まだまだ頑張ります。

それにしても疲れるスケジュールなのです。

汗と涙のソリューション

2007年02月06日 20時57分43秒 | Weblog
いよいよ、全国版スーパーディラー向けネットワークバージョンも本格稼動。
本日から細かいシステム作動についての最終検証。

数十万件以上の顧客管理データ処理を前提にしての本格バージョンです。
広域エリアをリアルタイムにカバーする配送管理体制
社内でのシステム検証はほぼ完璧な動きですから自信満々で臨みます。

実は某元売本体システムとの競合コンペのような状況ですから絶対に遅れを取る事は許されません。いまこそ、「草分け」として、どちらが素晴らしいか元祖の底力を見ていただきましょう。

今回のバージョン開発の成功により、導入価格、基本機能、安定性などの実績で「雪ん子」と競う事ができるシステムはないはずです。この道一途の我々が絶対の自信を持って世に問う汗と涙の専用ソリューション。

こんなに忙しく、大変な状況でも完成させました。
開発スタッフはよく頑張った。
時間も経費も掛かりましたが、これから既存ユーザー様にもフィードバックして行きます。バージョンアップ情報を送付いたしますのでご覧ください。




早く寝るぞ

2007年02月05日 17時55分22秒 | Weblog
明日の朝は4時半に起きて出張です。
今夜は早く早く寝ることにします。

なんだか、急に忙しい。

やる事が一杯なのですが、人に頼めない作業ばかりです。
本当はこれでは困りますが、人数が少ないので仕方がない。

社員急募と言ったところです。
今日は一日、資料作りで疲れました・・・・

月曜日は経営方針確認と意思統一

2007年02月05日 11時54分26秒 | Weblog
当社では月曜日にはできる限り経営目標の再確認と見直し、進捗状況を検討して少ない社員なのですが意思統一を図るためのミーティングを徹底しています。

私自身の過去の失敗経験からの反省に基づき絶対に妥協を許せない部分もあり、どうしても社員にはきつい言葉が飛んでしまいます。徹底できないことについてはくどいと言われるくらい毎度の繰り返しであっても注意して意思統一を図ります。

まず「できる。できない。やる。やらない。」を明確にして誰が何時までに何を行うかを徹底します。簡単そうでなかなか難しい事です。

今後人材強化のために本格的な求人活動を開始する予定ですが、個人能力はもちろん我々企業の経営コンセプトをよく理解し、ベンチャースピリットに溢れたハートのある人材を選ぶ事になります。

仕事が高度で特殊ですから、入社しても先ず「できる。できない」の課題のハードルが立ちふさがります。簡単にはいきません。なにより、それぞれの業務に特化した専門的な知識が必要となります。

その上で、コンテンツ企画開発力、プログラム開発能力、拡販のためのマーケティング企画戦略、プレゼンテーション能力、営業キャリア、資料作成のためのセンス、ネットワーク構築から管理まで数え上げたらきりもない大変な業務を少ない人間で全てカバーするわけですから個人的にもかなりの業務スキルが要求されるわけです。

最近では、ERPの基幹統合系システムの概念を理解するという難題も発生しています。

もちろん、全て最初からできるという人材は少ないわけですから、実務に即して「学習する」という強い意思が要求されますし時間も掛かります。現在ではまるで、職場が大学のゼミのような状況です。

本音のところ、ITビジネスは表面的には格好がよくても非常に地味なディスクワーク業務の積み重ねなのです。営業活動も基礎的な概念があって始めて通用するわけで単なる運用操作や機能説明だけでは通用しません。

収益性が高い分だけ時間も営業コストも掛かりますしリスクもあります。

結果だけを想像しての甘い考えではとても通用しない世界です。
他人の能力は決して当てにしたり利用できないビジネスなのです。

過去には、場違いな感覚で入社した人材に振り回されたり、業務コラボレートで無駄な時間を消化して大損失をしたり、色々な失敗を繰り返しながら今日があるわけです。

ようやく、社員一人一人の認識ができて、本格体制が構築されつつあります。
次の段階はグリーンベレーのようなIT特殊部隊要員を何人創れるか、私自身の能力も問われています。
志のある方を募集します。

ガソリン末端転嫁・次のタイミング

2007年02月05日 07時16分33秒 | Weblog
「山高ければ、谷深し」は市況商品の原則です。
一気に下落したガソリン業転価格も底が見えてきたようで反転するタイミングも近いような気がします。

上げに反転した場合末端転嫁が遅れる業者は今度こそ命取りになります。
目先の明るい業者はガソリン下落を短期決戦と見て一気に売値を下げたのかも知れません。

全国での安値情報が流れるたびに掲示板や業界紙に流れます。乱売価格情報が交錯するという事は実は販売業者もそれだけ乱売を恐れているという事なのでしょう。
今後の上げでも下げ同様に採算レベルまでスピーディーに連動させたいものです。

最近の石油製品価格は原油価格や気象条件で市況が変動したら、末端価格に反映される事は消費者マーケットでも認知されています。昔よりは上げ易い環境のはずですから。

灯油だけは減販にも係わらず何とか踏ん張り、値取りができたシーズンでした。
配達灯油に強い業者は勝ち組として「格差」拡大に成功。
配達灯油に絶対の自信を持てた年になりました、まだ3月くらいまでは収益確保が可能です。

今後もSS一店舗でも配達灯油を月間1000㌔以上販売する業者が全国各地に相当出てくる気配です。大量消費地でホームタンクを中心とする販売業者はガソリンの2~3倍の販売が可能です。本格展開のところでは数万㌔の販売業者も各地に発生しています。

「雪ん子」の受注システムや顧客管理機能を活用して、季節的な課題を克服する新たなビジネアイデアも工夫されています。今後は「雪ん子」は夏も稼ぎます。ご期待ください。

今年はシーズン途中でも全国各地で「雪ん子」の本格的なネットワーク構築が盛んです。今年を起点に灯油戦略はさらに強化される事になります。

今週も、頑張ります!!

今になって経営戦略を考えれば

2007年02月04日 09時43分26秒 | Weblog
いつも全国的な話題になる安売で有名な拡販戦略業者が存在する。
職業柄、私は全国のそれらのほとんどの経営者や管理者との方との面談経験がある。

北海道で著名なM石油の社長さんなど、かつて群馬まで来訪し早朝私の会社の駐車場で私の出社を待っていたほど本当に商売熱心な方で頭が下がります。

北東北のK社の現社長さんやシステム担当者とも灯油戦略で面談し熱い論議を交わした事がある。その際には非常に論理的で明確な経営ポリシーをお持ちでした。現実その後もK社は伸びています。

現在、セルフSSを多店舗化しプリペイドカードでなんとガソリン102円という破格な価格提示で話題となっています。

減販とはいいながら北海道や北東北の石油販売業者は今年も「灯油」の販売戦略が収益の中核をなしており経営の中心です。老舗といわれる企業はほとんど大型の灯油タンクや配送センターを保有しています。

それらの有力業者は現在では年間数十万㌔、月間でも実に推定数万㌔を捌いているはずである。今シーズンのような灯油市況は大量販売業者にとって大きな追い風となっている。今年は相当な値取りができています。

当然のことながら、灯油収益をコアにもつこれらの業者とSS店頭収益のみに固執している一般販売業者では基本的に経営力が全然違います。
ガソリンと比較して灯油は利幅が倍もあります。さらに、税金がほぼ半分を占めるガソリンと比較したら資金的なメリットもあります。

現在、北海道、東北では灯油が販売業者の明暗を分けており急速に経営格差が拡大しつつあります。今年の灯油ははまさに「親孝行商品」なのです。

総合的な収益力と経営力を見た場合、一般的なSS業者が店頭で展開する油外収益とはレベルが違う収益体制がすでに確立されているのです。

商品単品で見た場合と経営戦略上の価格設定は全く異なります。
極端な言い方をすればガソリンは仕入れ価格で販売しても全社的な収益が確保されているケースもあるはずです。ですから灯油の収益力をバックヤードとして市場制圧を図ることも可能となってきます。

10~8年前、私は「雪ん子」を携えながら北海道、東北地方の有力業者を勉強のために巡回していました。まさに、武者修行ともいえる諸国巡業の旅でしたが貴重なご意見やアドバイスを頂きながら「雪ん子」を磨いたきた経緯があります。

いま、冷静に分析すると既にその時点で経営格差がつく前兆が見えていたような気がします。良くも悪くも自分独自のビジネスフォームを持っている業者がそれぞれ勝ち組となっています。

誰でも真似ができる軽薄で流行の油外収益ビジネスフォームなどに単純に飛びついた業者は現在でも右往左往しているように見えます。

誰でもできる収益ビジネスと呼ばれるものは真似の上手なSS業者がすぐに追従して競争になります。

私は、決して石油業界の乱売を推奨するわけではありません。それぞれの地域性や業態に合った独自の経営戦略があるはずです。自分の型を持って徹底的に磨き上げた収益ビジネスのフォームを確立している業者が強いということを申し上げたいのです。

とにかく、本物が生き残る時代です。
軽薄な経営を展開してきたSS業者はマーケットから脱落する年になりそうです。
経営者としての感性も問われます。プロが勝ちます。

その意味では当面の課題はともかく、石油業界が「次の時代に向けて」必ず通過しなくてはならないターニングポイントなのでしょう。
決して悪い時代ではありません。

こんな冬は・・・

2007年02月03日 23時31分18秒 | Weblog
上州はカカア天下と空っ風。
北毛といって群馬でも新潟に近い北の地方は結構例年雪が降るところです。

前橋、高崎は関東平野ですが「赤城おろし」といって寒くて乾燥した北風が吹きまくり過ごし難い地方です。
ところが、九州でも雪が降っているのに高崎では今年一度も雪が降っていません。
こんな年は生まれて初めてです。

昨日は雪の東北へそして今日は雪の東北福島から新潟へと移動。
そして、上越新幹線で高崎到着。そうしたらまるで春の陽気です。
どうなっているのでしょう。やはり、どう考えても異常気象です。
数年後にはこの地球が映画の「デイアフタートモロー」のような状況になってしまうのかと思われるような気持の悪い異常気象です。

ところで
どうも業転市況も反転の様相を呈してきたようですね。
この状態での「仕切り上げ」はリテール業界にとって非常に困難な末端転嫁の状況が発生する可能性が大です。

急激な下げ競争から反転した上げでは価格転嫁が遅れると利幅は少ない状態からさらに縮小する事が懸念されます。今度ばかりは一部の過激な地域での業界動向に注目です。

一部では淘汰のスピードが速まることでしょう。
毎年繰り返されてきた言葉ですが今年は本当に勝負の年になるのかも知れません。

本日も出先の携帯電話に某販売店経営者から悲鳴のような市況情報と経営環境懸念の言葉、SSを閉めてでも灯油で生き残る覚悟の言葉です。

いかに灯油が「親孝行商品」でもSSの穴埋めまでは難しいかもしれません。
しかし、商品単独で考えれば生き残りは充分可能な収益性です。
私も一緒に考えています。

灯油ビジネスに対する期待感が高いだけ、責任も重大です。
頑張りましょう。







安定収益のための経営スタンス

2007年02月02日 06時49分45秒 | Weblog
石油製品が国際市況商品である以上、上げもあれば下げもある。

昨今の暖冬による急激な市況下落が減販ともあいまってリテール業者に深刻な影響を及ぼしている。特にガソリンに関しては泥沼状態ともなっている。

昨年度の暴騰から一転して、ジェットコースターのような急速な下落である。

系列玉と業転玉。特に販売店レベルの中小業者が一斉に業転市場の安値情報に傾くため中間流通市場はさらに混乱してくる。系列との二重構造化が完全に定着してきたようだ。

瞬間的な利ざやを求めて、下落では一斉に業転市場に傾き、玉が締まれば一斉に系列調達に引き戻る。まるで遭難する難破船で生き残りのために混乱する乗組員のような状況となっている。ほとんどの業者が後手に回っているようである。

例えば、灯油を例に取ると、
昨シーズンでは「業転」による仕入れ調達が中心の業者の場合では仕入調達価格の暴騰と末端転嫁の遅れで利幅が縮小し「豊作貧乏」であった。

今年も下落をリードしているのは業転市場である。しかし、前年の学習効果で末端価格については比較的安定しており大幅な収益確保ができている。

何度も繰り返すが、閉鎖やセルフ化の影響で配送灯油マーケットの高収益構造はほぼ確立されてきた。優勝劣敗が明確化してきたという事は灯油マーケットでは「格差」がついてきたということである。

自社の販売スタンスとデータが確立されている企業では仕入れ調達の手法が確立されていて非常に上手なのである。しかし、いかにも「場当たり的」な目先の市況を追いかける仕入れ調達が下手な業者も多い。これが「格差」となっていることに気付いていないようである。

自分も商品を販売している人間なら、消費量が少ないのに常に価格にうるさい客の取り扱いには苦労しているはずでなのある。人間は感情の動物です。担当者だって選別販売になります。ビジネスは「感情」と「勘定」が重なり合って成立します。どちらに偏っても旨くはいきません。

今では、システム屋となっている自分であるが、これでも昔は石油流通真っ只中で過激に生きてきた人間なので、気になって仕方がない。

『利は元にあり』は商売の原則ですが、「売って喜び、買って喜ぶ」という事もあります。

流通の部外者となってから初めて見えてくることもある。

石油業界はビジネススタンスで収益格差が明確につく時代です。

SS店頭オペレーション中心でガソリン収益と油外収益だけに頼る販売業者にとっては非常に売りにくい厳しい状況になるはずです。

これからのエネルギー産業は総合力の時代です。
規模にとらわれず、掛売り中心でも地域に根ざして顧客を囲い込み、エネルギー販売ビジネスの基本に忠実な販売業者が値取りもできて大健闘しているようです。

毎日毎日、篭の中のハツカネズミのように忙しくクルクル回りながら目先の収益ばかりを追いかける素人のビジネスでは結果が出せない時代に入っています。
業転市況の上げや下げだけでは有効な情報の『質』についての見極めもできません。こんな時代だからこそ経営者にとってのビジネススタンスが問われます。

以前も申し上げました。『建て前の餅まき』のような状況なのです。
新築の屋根を見あげながら大騒ぎをして餅(安い玉)を追いかける者は人を押しのけてでも飛んでくる餅(その時点の安い玉)に飛びついて先に受け取ろうとしますが、餅は受け取りにくいため下に落としますなかなか上手く取れません。
年寄りのおばあさんはゆっくりと下に落ちた餅をエプロンに一つづつ拾い集めます。たまには。汚れた餅でも土を払いながら決して慌てません。

石油ビジネスは本当に難しい。

今後、石油市況は確実に反転して再び急上昇する事になるはずです。

こんな暖冬が来年も来るという保証は誰にもできません。
来シーズンには来シーズンの収益パターンがあるはずです。

現に、一般SS業者が店頭ガソリン販売収益激減で悲鳴をあげている中、着実な努力の積み上により配送灯油で大幅な収益向上を実現している業者が多いのです。

灯油については、SS業者がテレビ宣伝までして積極展開できる収益ビジネスです。「勝ち組企業」にとって灯油は確実な安定収益として定着しています。

いつの時代でも、自分の型を持ち確固とした経営スタンスを持っている販売業者が安定していて強いようです。

さあ、週末ですが東北出張です。
志のある経営者の方と有意義な商談ができるようにがんばります。

灯油はSS業界の優等生

2007年02月01日 08時59分49秒 | Weblog
灯油は親孝行商品
昨年上回るマージン
SS経営に唯一の利益
本日2月1日の燃料油脂新聞の記事です。
暖冬により灯油は販売不振になっているが、仕入れ価格の値下げにより販売マージンは昨年を大幅に上回っており「唯一の利益商品」としてSS経営を支えている。とくに「配達灯油」は販売店SSにとっての「親孝行商品」。
今後、高齢化が進む中で「LPガスと同様に一般家庭に直結するエネルギーとして見直す価値がある」の声も出てきた。

家庭に直結 見直されるエネルギー
暖冬による灯油販売不振から年明けの灯油業転価格の値下がりは㍑4~5円と大幅なものになっており、1月29日では「最安値は52円」も伝えられる。高値55円をつかんだとしても「ガソリンに比べ灯油市況は底堅く、セルフSSでも68~70円。販売店では店頭74~75円で採算販売になっている」という。販売店向け卸価格も下がっており、系列玉でも「商売になる」水準。もっとも「灯油は安ければどんどん業転買いに走るので系列色そのものがガソリンとは違う」という。
配達価格は㍑80円以上であり、JOMO系販売店では「20円以上のマージンがあり、店頭に比べ販売数量も落ちていない」という。また、店頭販売についても「暖冬の影響とホームセンターに客が流れたので30~40%販売数量ダウンだが、利幅は昨シーズンの倍近い。店頭の灯油は価格次第でまた戻ってくるので、今年は採算重視。販売数量が半分になっても利幅が倍になればいいという気持で行く」とのこと。

一般家庭への配達灯油が数量・価格とも順調な事もあり「LPガスと同様に一般家庭に直結するエネルギーとして見直して生きたい」の声もある。
新日石系特約店では「配達需要が一段落したら高効率型灯油給湯器エコフィールの販売に向け、販売店も含め商品知識や販売研修などに取り組みたい」としている。

灯油販売戦略と配送コスト省力化が今後のポイントです。
ゆきんこサポートセンターがお手伝いします。