「月草に 衣は摺らむ 朝露に 濡れてののちは うつろひぬとも」
(万葉集 詠み人知らず)
ツユクサの色素で布を染めても、直ぐに色あせてしまいます。男女の艶やかさをこの詩に感じることが出来たとすれば、貴方は大人です…^^;
お盆の墓参りに山形に住む姉夫婦と姪二人が来てくれました。妻の母と兄もお盆礼に来てくれました。ということで、久し振りに夢屋の茶の間は、賑やかな食卓となりました。姪(B)は、今年から大学の民俗学のゼミに参加したとのことで、『夢屋おじさん』の生態観察が大好きであります。
「オラ~学生時代は理系志向だったから、文系の何処が面白いのか分からなかったけれど、一般教養課程でやった比較文化論は楽しかったなぁ…。」(夢屋)
「ウン、ウン。山形〇〇大学でもやってるよ。」(姪B)
「オラも聴講生になろうかなぁ~。女子学生と合コン…。」(夢屋)
「ウン、ウン。白髪のおじさん学生も居るよ・・・。」(姪B)
無口な義兄と違って、話題がポンポン飛び出す『夢屋おじさん』は人気者…『口だけ教授』は、得意になって『夢屋加工所』の「薄皮丸ナス漬け」「もろきゅう」、『ガテン系たまんね漬け』を提供したのであります…^^;
「由〇子(姪A)の結婚式には、おじさんがマイクパフォーマンスを見せてやるから…。」こうして、夢屋のお盆の夜は更けていくのでありました。
今朝の『夢屋農園』には、ご近所さんにお盆の里帰りで千葉からやって来た子どもが3人。虫取り網と虫かごを抱えて蝉取りであります。『夢屋国王』は、「畑に入るなぁ~!!!」なんて怒るセコイおじさんではありません。むしろ、子どもたちが昆虫採集をする農園を目指しているのであります。集落の子どもの数も減ってきておりますので、こうした光景に感激し、ご褒美に『ほぼ無農薬トウモロコシ』をプレゼントしました。「また、来てねぇ~!」
千葉・・・千葉・・・浦安…ディズニーランド・・・。
そうだ、『夢屋農園』の「隠れミッキー」を子どもたちに紹介しよう^^;
意外に簡単に見つかる「隠れミッキー」のツユクサ・・・紫色の花弁をミッキーの耳に見立てて、フッフッフ、君たちはまだ甘い。夢屋得意のクローズアップレンズを使うと、実は、ツユクサの雄しべが「隠れミッキー」としてまだ隠れていたのでありました。
畑の女郎蜘蛛が、呆れて墜落するようなオチでございます^^;