その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

サンシュユ?

2008-12-24 01:40:10 | 食とレシピ

知らないということは、本当に恐ろしいもので、事は二日酔いの頭で起こりました。
「庭木の赤い実食えるかな~。鳥も食わないけど…。まぁ、食えば解るか…。」
こんなノリで、一粒食べてみました。「ゲ、酸っぱい…。毒は無さそうだ。」
実は、子どもの頃から、こうした小さな冒険が大好きでした。
稲のばか苗病の殺菌剤をラムネ菓子と間違えて口に入れたり、
赤唐辛子をかじって、大泣きしたり…。
これまで問題なく生きてきましたので、毒性のあるものには当たって来なかったのでしょう。
ジイさんに庭木の名前を聞くと「サンシュ」とか。
ネットで調べると『山茱萸 さんしゅゆ』 何だ「ヤマグミ」か、食えて当然。
ほ、ほう…漢方薬じゃん。薬効:生理不順に冷え症  500gで7,000円?
漢方生薬は、薬理学的に成分分析が進んでいないもの多く、危険性の高いものもある。
とは、某薬局長の談話ですが…。
私の高校時代の化学の教師は、きのこを学生に食べさせて毒性を調べたとか…。
いずれにせよ、『なまこ』をこの世の中で、初めて食した人に、私は拍手を送りたい。
もう、いい親父なのだから、今度からは調べて食するようにしよう。

Wikipedia:サンシュユ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%A6




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自然のパズル

2008-12-23 17:02:43 | 暮らし

今日は天気が崩れるとの予報なので、釣行をあきらめ、昨夜忘年会でガンガン
やっちゃいました。
当然、今朝は頭がガンガン。天罰の二日酔いです。
「天は二罰を与えず。」
…こりゃ、二物ですか?
朝起きると…ナント晴天ではないですか…
正直言って悔しいです。
これから3ヶ月間の青空は、数えるほどしかないのですから。
酒気帯び運転で、世間様に迷惑をかける訳にもいかないので、
今日は、おとなしく積み残しの畑仕事をやりました。
アケビの蔓をパイプ柵に誘引し直しましょう。
畑の隅に植えた「タラ」の木にアケビが絡んでしまいました。
「タラノメ」は春の珍味。「アケビ」は秋の珍味。
やっぱり山形県民は、何でも食べちゃいますね。
二重三重に絡んだ蔓を丁寧にほどいて、がぁー。
「タラちゃん」を救出するはずが、トゲは刺さるし、
アケビのパズルで二日酔いの頭が、さらにガンガンしてきました。

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珍八景

2008-12-21 22:39:06 | 街並み

今日は、休日出勤。
昨日に続き、山形では珍しく快晴なので、外回りのついでに街並みを撮影。
以前、Yahoo!でも紹介した「犬の宮」を再紹介しようとその集落に立ち寄りますと

 「犬の宮」 http://blogs.yahoo.co.jp/manbowman/6947802.html

『たこ杉』なる看板を目にしました。
樹齢は、推定で約千年とやら、事の真偽は別にして、観光パンフにも無い
珍八景に出会えて、ちょっと得をした気分になりました。
人間の目というものは、とても不思議なもので、見える物(見たい物)を
選択して見ている可能性があります。
したがって、それは存在しない物であると思い込んでしまうと、
身近にあるにもかかわらず、
「今まで見たことが無い。」という勝手な判断を下してしまうようです。
この無意識の中の認識で、かなり多くの物を見逃してきた気がします。
私の先輩に「ゲンゴロウ(昆虫)」をこよなく愛する(研究している)方が
おりまして、「山形では見ないねぇ…。」と私は応えておりましたが、
某ホームセンターの睡蓮苗の水槽に「ゲンゴロウ」を見つけ、我が無知を
恥じ入りました。(ただし、この場合、生存説、異動説、迷い込み説といった
可能性がそれぞれ否定できないのですが…。)
かなり、生存が危うい状態の『たこ杉』でしたが、意外と人の目から逃れる
ことで、まだまだ、寿命を延ばすことになるかもしれません。

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本日快晴

2008-12-20 23:59:20 | 暮らし
高気圧におおわれて、山形は本日快晴。
12月の青空は、日本海側では、とても珍しいことです。
日本海側の冬空は、鉛色で陰鬱なイメージがとても強く、
西高東低の気圧配置で、ジェット気流による筋状の雲の合間に
青空が広がったとき、スキー場から眺める奥羽山系の山並みが
ちょっとした贅沢気分にさせてくれます。
こんな時は、山スキーで、コーヒーでも飲みながら、しばし
景色を眺める軟弱な山男気分に浸るのですが…。
しかし、今日は快晴。
せっかくの晴れの週末、家に閉じこもっているのはもったいない。
今年、最後になるであろう「へら」を粘りにねばって釣りました。
山並みは、雪を頂く飯豊山系です。
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なっとう

2008-12-19 23:00:44 | 食とレシピ

昔懐かしい経木に包まれた『なっとう』
決して川西納豆さんの商品コマーシャルではございません。
我が故郷は、有機農業の聖地「まほろばの里 たかはた」
我が町の国産有機栽培大豆100%で『なっとう』を創るとどうなるか?
1パック、100円で市販品に比べると3倍近い高値になってしまいます。
有機大豆で『なっとう』を創りたい。出来れば、発砲トレイを排して経木で…。
有機農業の限界点(損益分岐点)は、生産者や消費者のこだわり(充足感)と
価格のバランス感覚に尽きるのではないでしょうか。
もし、グローバル化とか、食糧自給率の向上、生産性の向上という理屈を
並べ立てれば、存在・存続そのものが否定されてしまうでしょう。
今、食の安全・生産者と消費者の信頼関係が、声高に問われている時だからこそ
食へのこだわりがあっても良いのではないかと思います。
当然、安全・安価であることに越したことはないのですが…。
さて、味の方はと言いますと、大豆本来の甘みと納豆臭さが最高です。
万円単位の高級食材が偽装されている昨今、100円の『なっとう』も
本物であれば、また宜しからずや。


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怒りの葡萄

2008-12-18 23:20:32 | 世迷言

小林多喜二の「蟹工船」が、若者のブームなのだそうだ。
私は、ふと7年ほど前を思い出します。(今夜は、ちょっと真面目に)
用度担当の私は、質の良いものをより安くをモットーに仕事をこなします。
ある日、某卸さんから素材の提案がありました。
確かに安いのだが、仕上がりが素人目にも悪すぎる。中国製でありました。
当然、即却下であったが、その3年後には、品質が格段に上がっていました。
また、別の材料は、320円から270円で購入可能になるという。
素材の変更と生産拠点の移転(マレーシアから中国へ)の結果だという。
1材料で、年間100万円単位のコストカットにつながるのだから即採用である。
しかし、ふと一抹の不安が過りました。
日本から東南アジアへ、そして中国へと安い人件費を求め、生産拠点が移転する。
私の子どもたちが、成人となる時、日本の製造業はどうなっているのだろうかと…。
そして、その不安が、現実になろうとしている。
約30年前に読んだスタインベックの「怒りの葡萄」を思い出す。
日銭を稼ぐ農夫の賃金が、日を追うごとに切り下げられていく。
新たな仕事先を求め、ただ移動する農夫たち。
世界恐慌時代の産物と思っていた状況が、映画の世界と思っていた状況が、
今、現実になろうとしているのである。
餓えて衰弱した農夫に、乳房を含ませ、ニヤリと笑う女の生へのしたたかさ
が、脳裏を過るのである。
踏まれても、なお、生き残る「たんぽぽ」の力強さを身につけたいと思う。

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テレビの影響度

2008-12-17 05:13:35 | 食とレシピ

生垣を食べる
『うこぎ』は、何科の植物だったろうかと思い、ネット検索しておりましたら、http://www.mindp.co.jp/ukogi/explain/explain.html
説明とともに、やはり商売されている方がいらっしゃるんですねぇ。
そう言えば、山形県民の驚きランキング「秘密のケンミンShow より」
堂々の年間第2位『山形県民は、雑草を食べる』の放送後、
関東に居る叔父から、突然電話があり、『ひょう(和名:スベリヒユ)』
どうやって食べるんだっけ?とのご質問。
故郷離れて、早40年。昔の食は覚えていても、調理方法までは覚えて
いなかったようで、「お浸しだよ…からし醤油で…」
「ひょう干しは…?」  
「あんな物、茹でてから陰干しするが、手間は掛かるし、ゴソゴソして食えない。」
こんなやり取りが、ひとしきりありまして、
ふと、正月料理で『ひょう干し煮』を食べさせられたことを思い出しました。
『慈芳妙寿(亡くなったバアさんですが)』さんが、よく言ってました。
ひょっとして、良いことがあるように…。ほら、ケ。(食べなさい)」
縁起ものとして、少量食べさせられた記憶と会社で相当話題になったんだろうと
テレビの影響を感じたのでした。


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生垣を食べる

2008-12-16 22:26:59 | 食とレシピ

某局「秘密のケンミンShow」で、「山形県民は、生垣を食べる」と有名になりましたが、
   http://www.ytv.co.jp/kenmin_show/this_himitsu.html
この生垣の素材となる 『ウコギ』 の葉がまだ散らずに残っていました。
食べるとはいっても、ウコギは新芽を摘んで食べるのですから、
年中食べている訳ではありません。
我が家でも、今年の春先、一度だけ摘んで「お浸し」として食べました。
当然、子どもたちは食べません。ジイちゃんやバアちゃんが、昔を懐かしんで
食べてくれれば、との思いからです。
一般的には(とは言え、山形県は置賜地方の)、お浸しや自家製味噌との切り和えが
ポピュラーな食し方と心得ておりますが、少々苦味があり、「ゴソゴソ」した食感がある
ので、ビールの箸押さえにはよろしいかも?
新芽といえば、「タラの芽」や「コシアブラ」が有名で、たまに「アケビ」や「コメゴメ」なる
新芽も食されます。
こうして考えると、雪に閉ざされた冬から開放され、一斉に芽吹いた植物の新芽を
食べるのは、春を満喫する行為(かなり、野生に近いかも)なのかもしれません。

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漬物(白菜編3)

2008-12-14 22:54:58 | 食とレシピ

山形の青菜(セイサイ)漬けの塩分重量が15%などという
とんでもない数字を書いてしまいました。(本日4%に訂正済み)
これは、青菜漬けならぬ、制裁漬けになってしまいます。
ということで、我が家の「白菜浅漬け」は、一晩で水があがり、
大変上手に塩っ辛くできました。
ジイさんは、お茶を飲みながら、食べてくれましたよ。
「しょっぱいは成功の元」などとも言います。
ほんの少し微調整すれば、山形県民好みの浅漬けができるはずです。
今夜は、4%の塩分重量で再挑戦します。
食への飽くなき追求…こうして食卓は豊かになっていくのです。

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漬物(白菜編2)

2008-12-10 23:55:55 | 食とレシピ

漬物談義が、方言漬けになってしまいました。
『漬物の極意は、重し』とは、亡き母の…まだ、生きてました。
私の母親の口癖だった気がしますが、
残念ながら認知症で、おふくろの味もレシピも再現できません。
遊び心とうまい物を食いたいという一心で、漬物に挑戦しています。
ここで問題なのが、塩加減なのですが、山形名物の青菜漬けは、
収穫時重量の15%重だったかと…後に確認しておきます。
(陰乾し後の重量で4%重でした。12月14日確認)

当然の如く、塩っ辛い。もう、漬物ではなく塩蔵品の類です。
それでも、暖冬下では、乳酸発酵し、酸味がでてしまいます。
白菜の浅漬けだから、まぁ、収穫時重量10%でやってみっか…。
まぁ、テキトウ(いい加減)というか適当というべきか。
男の料理なんて、こんなもんでしょう。
しかし、今回ばかりは、娘に父のレシピを教えるべく、
常に再現性を保てるよう、正確な塩分濃度を記録することにしました。が、
塩を葉柄に重点的に振っているうちに、やっぱり、塩が多いと感じはじめ
結果・・・テキトウ。しかし、塩の残量は計測したので、塩6%重 120g
これで、水が一晩で上がるようなら、正解が近いかも…。



 

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