2週間あいてのレッスンでした。結構今朝は時間があり、一生懸命練習をしたものの、最後のところで義母のお友達のT叔母様から電話を頂き、久しぶりで長電話。最後の詰めがヤヤ甘くなってしまいました。
先生にまずは、練習の曲からというと、先生が「練習したい」といったのと誤解したのかちょっと席を外して下さって・・・指ならし。
先生が戻って、まずは練習の曲"Desafinado"から。ブラジル時代によく口遊んでいた曲なので、リズムはばっちりなはずなのですが、かなり変わった編曲なので、リズムが錯綜し、結構注意しないとドボンと行ってしまう感じの曲でした。
時々ペースが怪しくなってきながらも、落下を免れてクリア。勢いに任せて流したので、何の曲を弾いているかはわかる程度にはなっていました。
先生が、「大まかには、結構まとまっていた」と言って下さり、細部の検討へ。
怪しげなところも、ゆっくりと、噛みしめるようにやるとどうにかOKが出て、今回もこれ以上頑張って上手く弾けるのが目的ではないので、パスさせていただくことになりました。メデタシ
次回の「オルフェのサンバ」は編曲もおとなしく、すっと入れそうなのでホッとできそうです。
2曲目は、今回2回目となる、"The Dreaming Day"。
youtube でecomusicのために作曲・演奏した曲。現在は第一興商が無料公開に踏み切っているので[欧州都市]コッツウォルズ・イギリスのバックミュージックとしてどなたにも聞くことができます。
先生のコード譜から、私が楽譜に書き直したものを、前回間違いを修正。楽譜はちゃんと書いていても、私の癖で音符通りに待つことができずに音の割り振りが間違ったところも、練習で修正して、のぞみました。
ところが、今日は雨で鍵盤に湿り気があり、指運びが難しい。とかなんとか、いつも言い訳を探すわたしです。早い話が、思うようには弾けず68点位?の出来。せっかくたくさん練習してきたのに~~~ と思っていると、
「まとまってきたんじゃないですか。全体的に、よくなりましたよ」
「音は食べていませんでしたか?」「ちょっと怪しげなところもありましたが、ほぼ問題なかったですよ」
当然、弾き直し・・・と思っていたのに、先生優しすぎ?
「本当は、もう少しうまく弾けるはずだったのですが~」とさきほど間違えた心残りのところを再演。あっさりOKが出ちゃいました~ ちょっと不十分ながら、またいつかちゃんと弾きまするぅ。
そして、今日のメイン・ディッシュです。
先週頂いた、先生のオリジナル楽譜 "Wind of Change" です。
かなり頑張りました。 先生のCDのきれいなイントロを、その気分を引き継いで真似っこ。
そのイントロも鉄面皮にもくっつけてご披露。あいにく、途中にベルが鳴って先生が出て行って、どこまでイントロを聞いたかは不明。
こちらは、イントロでひとり気分が乗ってきて、最後まで・・・。
この曲、聞くのは易し、弾くのは超難曲でした。というのも、3拍子なのですが、3カウントでいくとわりきれないタータ・タータとはいるところや、3拍目を3連符で最初の1拍目を抜かしたンタタでいれるものと、8分音符でタタと入れるところがあるなど、複雑極まりなく、落とし穴いっぱい。
完ぺきではないものの、好きこそものの上手なれで、かなり頑張って間違いのないように忠実に練習してきました。
「はじめて弾いたけど、感じはとれていますよ」と評価をいただいたものの、ここで大判狂わせが~~~~。
「だけど、これ8分音符が2つのは全部 この楽譜の左上に書いたみたいにタタでなく3連符のタータに直して弾いているんですよね」
「たた、確かに先生は流れるように模範演奏で気持ちよくタータの雰囲気で弾いていらっしゃるなぁ~とは感じていたのですが、楽譜に忠実に引いてきたんですが・・・」
「楽譜に忠実というのが、この左の記号に書いてある通り、すべてタタは、タータでということなんですよね」
真っ青になりつつ、再検討した結果、問題は2.3ページ目に集中していて、安泰なのは1ページのみでした。
唸りつつ、修正。
上記で難しいといった3拍目を3連符でンタタと弾いたあとの8分音符がタタではなく、3連符のタータになって、(ンタタ・タータ・・・)
8分休符、8分音符3つの4つ並んだところは、ンタタタと弾いていたのが、3連符での(ンータタータ)
嘆息。
先生が弾いていらっしゃるのはアレンジ風にしているのかと思っていたのですが、まじの模範演奏だったことがわかりました。
でも、当然ながら、修正した方が本物。気持ちのいい音楽になるのですから、出直してきま~す。
先生が「最初にこの3連符のとこの記号の注意をしておくべきだったかな」と反省をしていらしたので、「たぶん、それがあったら、さらに複雑で先にすすめなかったかもしれません。今回はこれで、よかったかもしれません」と告白。確かに、不幸中の幸いだったかも。
ということで、最後に大波乱がありながらも、どう修正するのかは分かったところで、今日のレッスンは終了。
最後のお楽しみの新曲選びです。
どうにか、"Wind of Change"のジャズのテーストについていけそうだというので、同じテーストの"Troubador"を頂くことに。
ただ、これは先生の作った完全楽譜ではなく、メロディーとコードのみのコード譜です。
模範演奏です。
イントロもつけてくださる贅沢な演奏。うっかりうっとりと聞き惚れながらも、だんだん心の中に不安が広がってきました。
「先生、これは弾けないかもしれませ~~~ん」
「弾きなれているように弾いてしまったけど、もっと単純化しても大丈夫ですよ」
「単純化・・・。確かに、先生の弾いたようにでなく、たとえば今回の"Wind of Change" のようにと考えれば・・・」
「そうそう、"Wind of Change" は思ったより簡単に(楽譜が)作れて、僕も楽しかったんですよね」
考えた末に、万が一のための緊急避難の処置をおねだりしてみることに・・・・。
「先生、できる限り頑張ってみますが、それでも挫折した時のために奥様の残っているCDの曲の楽譜もいただけませんか?」
ということで、奥様の残り2曲の楽譜を先生が出してみてくださると、なんとその1つが左手も完全についた完ぺきな楽譜でした~~~。やった====! "Longing"です。これなら、問題なく練習すれば弾けそうです。
かくして、切望した2曲の新譜を手に入れることができて、幸せに今日もレッスンが終了いたしました。