felizmundo's website

月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

イチロー、タイ・カップの記録にあと20安打でタイ!

2015-07-19 20:42:49 | イチロー、米単独3000本安打へ

   今日は、スタメン1番での登場のイチロー、大事なところでクリーン・ヒットに余裕の盗塁も決め、ホームも踏んで1得点もマーク。チームに貢献しました。しかし、今日は仲間の守備がチグハグ、相手は好守備をみせ、試合は負け。残念な結果に終わってしまいました。

   でも、これでイチローは日米通算4171安打、あと20安打でタイ・カップに並びます。
   5試合連続ヒットで、1歩、1歩近づいています。

   1歩1歩といえば、まずは無茶苦茶な「新国立競技場問題」は白紙撤回となり、1歩が進んだ感があります。まだ、先はどうなるかわからないまでも、まずはよかった。それにしても、白紙撤回になってみて蓋を開ければ、審査委員長だった安藤忠雄は「責任は自分にはない。自分はデザインを決めただけ」と逃げの一手。決定に加わった森元首相は「あのデザインは嫌いだった」(責任は誰にあると思うかの質問に)「文部科学大臣ですね」、最初は反対してお金は出せないと言って強く反対しながら、決定に際しては賛成した升添都知事は「朝令暮改をやるなって言いたい。あまり楽しい気分ではない」とコメント。自分の言葉に責任をとれない大人たちの発言。無責任さ、ここに極まれり。
   それに対し、2年前からこの新国立競技場の選択はおかしい、「スタジアムが周辺の歴史的景観を壊し、建設コストを肥大化させる」と指摘し、巨大公共事業に警鐘を鳴らしてきた建築家・槇文彦さんの慧眼、涙ながらに「オリンピックが負の要素に思われるようなことは、本望ではない」と訴えた有森裕子さんの勇気は光っていた。
   まずは、最初の審査委員の選定、有識者会議の選定が完全に間違いだったのだ。

   さて、ここで新国立競技場問題は1歩進んだとはいえ、この白紙撤回が国民の中に盛り上がってきた安倍政権への反対機運をくじく意図も見えて注意しないといけない。

   これまでの自民党の歴代首相(岸、田中、鈴木、中曽根、小泉)がすべて「憲法解釈から集団的自衛権の行使は許されない」と言ってきたものを閣議決定で覆し、安保関連法に例外を除くほとんどの憲法学者が違憲だと言っているにも拘わらず、強行採決で通過させるやり方。これは、立憲政治、法治国家としての法の意味をまったく無視したやり方で、ここを見逃すことはできない。

   私はこの強行採決に加わったすべての自民党・公明党議員に「法とは何か、憲法とは何なのか」を問いたい。

   「憲法改正」を求めて筋道を通して論議して決めてきたものなら、選挙で多数をとった政権として国民が選んだ選択と言えるかもしれない。しかし、この3権分立の政治体制において、この今のやり方は絶対にオカシイ。これを全国民で止めなければ、とんでもないことになると思う。

   憲法学者の「改憲派」でも当然のことながら、「政治家や公務員なら憲法を守らなければならないのは当たり前」という。法学部の人でなくても中学でも憲法の理念を習ったことだ。

   国の首相が、国の憲法を守らず暴走している。そして、その首相をまわりにいる政治家も止められないどころか一緒に良識を失って突き進んでしまっている。ありえないことが今起こっている。これを止めるのは、彼らを国会に送ってしまった、私たち大人に課せられた義務だろう。

   イチローのように、1歩、1歩、着実に。ゴールは、安保関連法案の否決、廃案。

   
   
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする