前に、この日記ブログに紹介した「原発事故のその後を考える」中筋純さん。中筋さんの「流転福島」の写真展がいよいよ今週土曜の15:00~始まります(8月1日の11:00まで)。
福島に何回も足を運び、放射能の危険も顧みずに撮ってきた写真もあるようです。
西口地下にある「新宿の目」に対峙するように、「原子力明るい未来のエネルギー」という標語を映しこんだ大きな目が展示され、通る人の目を奪うことになるようです。
どんな目?この目です。
中筋さんによると、これは小学6年の時に「原子力明るい未来のエネルギー」の標語を書いた大沼勇治さん(39)の目だそうです。
この目に映しこまれた双葉町の路上を飾り続けてきた看板が、今、撤去されようとしているそうです。
そして、この大沼さんをはじめ多くの人が反対運動をしています。
「撤去には反対。原発を推進してきた町の歴史や、事故の記憶を消すことになる。修繕して、原発を考えるきっかけとして残してほしい」との気持ちからのようです。
さあ、あなたの目で写真を通して福島の現実を確かめてみましょう。
原発賛成派の方も、反対派の方も、無関心の方も、立ち止まって写真を眺めて原発はどうしたらよいのか、考えてみましょう。
折しも、台風の影響もあって、また規定値を超える放射能の汚染水が海に流出し、4年経ったにもかかわらず福島第一原発の汚染水がコントロールできないでいることを報道せざるを得ないでいるのが現実です。
オリンピック誘致で「福島は今、安全にコントロールされている」とはだれが言ったのでしょう。
さあ、ギャラリーに行って中筋さんがいたら、声をかけて話も聞いてみましょう。
東京では知ることのできない話が聞けるはずです。「原発事故のその後を考える」の講演会でも、驚きに満ちた知らなかった話を中筋さんから聞けました。
新宿による機会がある方、是非立ち寄ってみてくださいね。
中筋さん、解説文もつけると言ってましたから、写真と共にしっかり読んでみてくださいね。
一人でも多くの方が、福島の写真展に立ち止まり、福島で起きたことをどう受け止めるべきか、しっかり考える時間をもってくれますように!
しっかり正しいと思える結論を皆で納得して出してから再稼働なら再稼働をするべきだと思います。
原発再稼働も、安保関連法案も、新国立競技場も、「おかしい、わからない、納得できない」と大多数の人が思っている段階で、強硬に話を進めるのは民主国家の中では暴挙です。それを、暴挙と感じないとしたら、私たちは主権在民の民主国家をあきらめていることになります。
みなさん、まずアベ政権の暴走を止めて、しっかり自分たちの頭で日本の国の将来を考えて、正しい選択をしませんか。