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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

2016年8月の惑星 8月24日火星と土星とアンタレスの作る三角に大びっくりがっ!

2016-08-05 23:42:17 | 惑星・天体ニュース

  いやいや、まさかのうっかり。いつも事前に月初の1日の何時と指定をいれて、翌月の惑星ニュースをお知らせを準備したりしているのに・・・。
  今月は5日になって、まだ書いていないことに気づきました。

  何をやっていたんだろう。
  ともかくも、今月の惑星です。水星以外は、天気がよければココに書かれた惑星は肉眼で全部見ることができますよ。

  水星:夕方の空に見えているはずですが、夕方は地平近くに邪魔な建物や、雲が多く、なかなか見づらいです。でも、もし頑張って見ようという方は、双眼鏡を用意して、8月17日前後の天気の良い夕方の西空を探してみてください。明るい木星と金星のそばにいる小さいぽつんとした星をみつけられたら、たぶん水星ですよ。
 
  金星:明るいです。夕方の西空にいます。冬に向かって、どんどん夕方に見やすい高い位置でさらに輝きを増していきます。慌てる必要はありません。なんで明るさが変わるのかを考えながら、明るさや夕方にいる位置の変化をしっかり目で確かめて感じてみましょう。
     西に開けた場所に夕方いたら、木星のそばで目立つので、今でも分かるはずですよ。28日には、木星に最接近して、その後は木星より高い位置に交代します。金星が、9月には夕方の主役の位置につきます。

  火星:一時期より地球からの距離が離れてきたためにだいぶ小さくなってきました。でも、まだ夕方から9時頃までは、土星とさそり座のアンタレスで仲良く3角形を作り、その形を変えて惑星らしさを人々にアッピールしています。火星とアンタレスは赤くみえますよ。どのように三角を変化させているかは、下の図をみてくださいね。

  木星:ずっと夜空を賑わしてくれていた木星ですが、8月6日には水星と大接近。その後8月28日に金星と大接近した後は、金星に夕空の主役をバトンタッチ。早く沈んで見つけづらくなります。今月で見納めですね。別れを惜しんでおきましょう。

  土星:火星ほどには動きませんが、それでもさそり座の上の辺りで、ちょっと行きつ戻りつしながら、明るく肉眼でも見えています。火星で書いたように、アンタレスも加えて三角形を作っている姿が目立っています。この三角形が見つかればしめたもの。左上の頂点が土星です。

  さて、下に4つさそり座(ピンク)とさそり座の真ん中のアンタレスとその上の土星と、もうひとつ右に行ったり戻ったりしている火星を結んだ三角(青)の図を載せました。「惑星」らしく、星座の中を泳ぐように動く火星。左上から4月20日、5月28日、7月4日。右が昨夕8月4日にみた三角形です。いかがですか?

  

  1ケ月でこんなにさそり座のそばを火星が動いているなんて驚きではないですか?
  これから、もっともっと面白いことが起きますよ。何が?いつ?

  この三角を見守っていくと8月24日がびっくりデーになります。ワクワクしちゃいますね。
  何が起こるのかなぁ~~~~~。今のところは、秘密にしておきますね。
  
  ヒント:見ている人には、だんだん予想がついてきますよ!

  *今月は、水星、金星、木星、火星、土星、が夕方にみんな見られるので、月と太陽をさらにみれば、月・火・水・木・金・土・日の曜日を構成する天体を短時間でみることができる最高の月になりそうです。日没後でないと惑星は見つけられないので、太陽はちょっと早めに見る感じですよ。

   惑星って目で見ることができるの?と思った方は、惑星と仲良くなるチャンスです。快晴の日の夕方、時間のある日に、是非全部制覇しちゃってください。ただし、水星は上に書いたように双眼鏡があった方がいいと思いますがね。

   
   上の図は、国立天文台の「今日のほしぞら」で、全部の惑星が入ったところの例として、8月17日の19時の空を取り上げてみました。西空はまだ明るさが残り、木星、水星、金星はちょっと大変かもしれませんが、昨日の夕方も見えそうでしたから、これから日が伸びるので見やすくなる可能性は大きいと思います。チャレンジあるのみ!


 
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天使みたいな姿。セミの羽化

2016-08-05 12:06:51 | 日記

   すっかり夏!暑い日差し、夏休みですねぇ。
   仕事から帰ると、主人がねだられて突然迎えに行ってきたんだ~と言って、小2の孫が遊びに来ていました。

   孫が来るのはうれしいのだけれど、今週は仕事やレッスンなど予定が私にはあれこれ入っていて・・・困った。
   せめて家にいる時には遊んであげたいが、何ができるかなぁ?

   思い立って、夕食後に孫を連れて桜並木のある公園にでかけました。
   何をするのかって、実はこの桜並木の桜の葉に夏になっていつも凄い数のセミの抜け殻が見られるんです。

   木の幹を這って上っているセミの幼虫はいないか、懐中電灯を片手に探しました。
   意外にも、あっという間に孫が見つけました。

   「あそこにいるの、背中から白いのが見えている!」

   ちょっと高いところなので、ずっと見ていると首が痛くなりそうです。
   失礼して、枝を少し折らせて頂き、家に持ち帰りました。

   帰る途中でもどんどん幼虫は白い体を殻から出してきました。

    

   もう殻にはお尻ひとつ残しているだけなのですが、不思議にこの状態でしばらくぶら下がっていました。
   青白い羽が小さく両側に丸まって、なんか天使の姿のように思えました。

   よく、セミの抜け殻に白い糸のようなものがついていますが、最後に足を引っ張りだした時に、その足についていた薄皮?のようなものが脱げて残ったのかなぁと思われました。
*これについては、ブドリさんより「白い糸は気管の表面、つまり呼吸器官の表面なんです。人間で言えば、鼻の指で触れる部分から空気が通る部分まで脱皮したものだそうです」とのコメントを頂きました。調べてみると、 ココ のサイトの説明が写真が入りでわかりやすそうでした。昆虫の息をすること。考えたことがなかったので、驚くことがいっぱいでした。



   

   全部の体が出そうになると体を腹筋で起こしてしっかりしてきた前脚でしっかりつかまえて、上向きになります。
   すると、重力もお手伝いして羽がじわじわと伸び始めます。最初は羽は写真のように通常木に止まっているときとは違って、乾きよいように横に平たく身体から離して広げています。

   


   大分がんばって、観察を続けていた孫娘も、眠たくなってきました。羽が乾いてきて体に羽を添わせるいつものセミの姿にほぼなったところで観察中止。
  「セミをそのまま家の中に置いておくと朝には家の中で飛び始めて大事な羽を痛めてしまうかもしれない。どうする?」と聞くと、ベランダに出しておくことに。

      

  「おやすみなさい。元気に飛び立っていってね~」

  朝起きてみると、セミの姿はありませんでした。

  「飛び立ってしまったのね」と2人で話しながら、観察日記を書くという孫とパソコンのある部屋でセミのことをしらべようと朝食後に行ってふと窓をみると・・・

   

   いつも、こんな窓辺にいることのないセミが窓に張り付いていました!
  「蝶々でも、よくこういうことってあるのよ。きっと挨拶せずに行ってしまうのが心残りで、ここで待っていたのね」

   と言って、そっと外に回って近寄ると・・・
   元気そうに、朝の青空に飛び立って行きました。

   「元気でくらしてね~~~~。時々あそびにきてねぇ」

   

   残されたのは、小さなセミの抜け殻と、セミと孫と共に過ごした夏休みの素敵な思い出でした。
   昼はなかなかゆっくり一緒に過ごしてあげられなかったけれど、セミさんのお蔭で素敵な時間を過ごせました。

   昨夕は、3日月お月様が見えるのではないかと、2人で見に行ったのですが、雲が邪魔して見られませんでした。
   でも、そのかわり、きれいな木星や、火星と土星とアンタレスが作る三角、夏の大三角、北斗七星などなど、星空を一緒に眺めて過ごしました。
  
   火星と土星とアンタレスの三角については、このブログでずっと追ってきてその三角の変化を楽しんでします。
   写真と一緒に、また近々公開しますので、お楽しみに。

   イチローは、10打席の足踏み。足踏みがニュースになるほどに注目を浴び始めました。
   新月パワーもなかなか届かないようなので、今日の夕方こそ3日月をしっかり見つけてイチローに月パワーを送りま~す!!!

   

   
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