毎度おなじみになりました、写真家・中筋純さんの「流転 福島&チェルノブイリ写真展」。全国巡回が最終章に入ってきました。
今回は石川県・金沢市のあの金沢21世紀美術館の市民ギャラリーでの展示です。いつものチェルノブイリのおばあちゃんの看板、石川県の人々にもたくさんの出会いをもたらしてくれますように!
中筋さんの写真に初めて触れた友人がいう言葉。「言葉で聞いていたのとは、大違いだった」
実際に福島やチェルノブイリに行くことはなかなかできません。中筋さんのレンズを通して、しっかりあなたの目で確かめて現実をみつめてみて下さい。きっと、何をしなくちゃいけないかが見えてくるはずです。
最近、私は映画「日本と再生」という映画を見てから、自然エネルギーについて本を読んだり勉強しています。「日本と再生」を作ったのは、「日本と原発」や、「日本と原発その4年後」を作った河合監督。原発再稼働の差し止め訴訟を戦っている弁護士で、「日本と原発」はその裁判に資料しても提出されたものです。
*「日本と再生」をクリックして頂くと、予告動画も現在どこで上映されているかの情報が得られます。
今回の「日本と再生」はこれまでの2本の映画とはちょっと趣が違っています。原発の問題点が胸に迫ってくるのではなく、福島原発事故を受けて、世界の人々が自然エネルギーへの転換にさらに力を砕いて踏み出している姿を追った旅行報告記録映画になっています。
案内役は、環境学者・飯田哲也(いいだ てつなり)氏。正直言って、私はこれまで知らなかったのですが、映画を見てから著作を少しずつ読み進めているうちに、とてもいろいろな経験をされてきた方で、国も、政党も超えて自然エネルギーへの転換を図っていく方向へ巻き込んでいっている活動家というに相応しい方だと分かってきました。
福島原発事故のもたらしたものを、中筋さんの写真で見て「自分には何ができるだろうか・・・」と思われた方は、是非 映画「日本と再生」を見たり、飯田哲也氏の著作を読んだり、自然エネルギーについて興味をもって情報を集めてみて下さい。きっと進むべき道がみえてくると、将来への希望も湧いてくると思います。下を向くことなく現実に目を向けて、人の話に耳をしっかり傾けて、皆が幸せに安心して暮らす道を、たくさんの人に声をかけながら一緒に歩いていきましょう!