今日も、月に見守られて世が更けて行きます。夕飯の後片付けも終えて、ふと月がもう出ているなと思って外に出てみると・・・
もう予想よりうんと高い空でこんなお月様が私を待っていてくれました。
仕事から帰ってきた時は、雲っているようだった空もすっかり晴れ渡り、星も輝いていました。月もすっきりとした様子で東空を独り占めしている感じでした。
世の中には、日々食べるものにさえ困っている人がたくさんいるというのに、日産のゴーン氏の話を巡って出てくる話は何十億円の話。コストカッターとして辣腕をふるった人間が、成功すると自分の報酬はお手盛りで何億。そんな人が豊かな人生を送ることができるのでしょうか? 他の大会社の外国人役員報酬も武田薬品、トヨタ、ソフトバンクなど10億円以上らしいですね。一方日本の社長は、孫社長は1億4千万円弱。柳井社長は2億4千万円・・・と少なそうですが、創業者である彼らは配当金で去年だけで孫社長は101億円、柳井社長は80億円の収入があったので、報酬には拘る必要がないようです。
でも、使いきれないようなお金を1部の人間がこんな形で持つあり方って、どう思いますか?おかしくないですか?これが資本主義?私は、アフガニスタンで干ばつに苦しむ人のために灌漑を進めている中村哲さんの方が、人間として幸せで美しく尊い命の使い方をしていると思います。
兵器に日本は今どんどん国費を割こうとしているようですが、イージス・アショアや危ないオスプレイの購入を見境なく買い続けようとしている今の日本。それに対して、元自衛隊幹部ですらアメリカに言われるままに武器を買っても防衛に役立たないと言っているようです(週刊新潮11月号参照)。
今、日本国民が自衛隊の存在を憲法違反とせず認めているのは、災害時の重要な活動を担って活躍しているからだろう。でも、防衛費をそんな軍備にばかり使うと、肝心の国民が期待している災害時への装備や訓練が疎かにされる懸念すらある。兵器に費やされるお金も庶民からは想像を絶する額なのをご存知だろうか? 年間の防衛費は5兆円だ。
そして、さらに今日の日経新聞には、「F35戦闘機を最大100機追加取得」の検討を始めているという記事が出た。1機が100億円で1兆円超え??? そんな風に兵器をトランプに押し売りされるままに買わされていく日本。それが、あなたが理想とする日本の姿ですか? 政府は、憲法を改正して自衛隊を軍隊にすることが日本を独立した国とするために肝要だという立場をとっているようですが、私は大反対です。
兵器は自分たちを自衛するために役立つどころか、「敵を生み出す無益なもの」だと私は思います。そんなお金があったら、中村哲さんのような灌漑事業に投資し、アメリカに仕事と自由を求めて行進しているホンジュラスの人々のように自国で自分たちの糧を得られない人々に経済援助をして自立を手助けする方が、よほど人間として賢いお金の使い方と考えます。
使いきれない役員報酬は、もっと社員の給料に払っていくことで市場にお金が回り、経済を活性化させるでしょう。子どもですら、武器に使うお金が世界が互いに貿易や交流で以前のような敵対関係では進まなくなっている社会ではいかに無駄な使い方か分かるはずです。
違いますか?子どもっぽいとあなたは笑うでしょうか? 戦闘機は人を傷つけるためのものです。兵器はすべて、他の人の所有物を破壊し、人の命を奪うことを奪う目的のものなのです。その厳然たる事実を考えると、私は私の払う税金の中の1円でもそんなものに使ってほしくありません。
今日も1日が終わろうとしています。民主主義も何もない。初めに結論ありき。国民の代表である国会議員の集まりである国会に対し、政府は十分に耳をかし説明することなく、今日も入管法を強行採決したという。
この暴走を止めることが、どうして日本はできないのだろうか。自民党、公明党と維新を構成する人々は、いったい何を考えているのだろうか! お月様、どうにか正しい、当たり前のことが当たり前に進む日本にして下さい。今の日本は本当におかし過ぎます。