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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

かろうじて会えた更待月

2022-07-19 10:07:54 | 惑星・天体ニュース

    昨日は洗濯物もよく乾き、いい天気でした。でも、夕方からは天気は曇り?星がみえていませんでした。それでも、22:17が月の出。あれこれ用事も済んで、そろそろ月がでているかなと外に覗きに出ました。 あらあら、全然いる場所すらわかりません。

    昨日は、読み始めた「小さな者たちの戦争」(福岡賢正:著)にすっかりのめり込んで、とうとう最後まで読み終えたのが12時近く。これでみえなかったら、今日はダメかな? そう思いながら外に出ると・・・

    <2022年7月18日23:57>

     月が、予想以上に高い東空にぽっかり姿を見せてくれていました。「ずいぶんと高い所にもう来ていたのね。驚いた」と声をかけると、「その方が、見つけやすかったでしょ」とお月様。

    「でも、雲に囲まれているようね」「そうだよ、早く撮らないと消えちゃうかも・・・」

     お月様に急かされて、一生懸命何枚か続けて写真を撮る内に、「わぁ~、まだ隠れないで」と言っているのに月はどんどん雲に覆われてきました。

        <23時59分>

         雲が月の表面を通り抜けていき、焦点も定まりづらく月の姿がなかなか捉えられません。頑張っていましたが、なんと大きな黒い雲の中に月が入って飲み込まれそうです。

            

          そして、これを最後にお月様は雲の中に消えてしまいました。一瞬姿をみせてくれたお月様に感謝します。

        「小さな者たちの戦争」(福岡賢正:著)のどこがよかったかというと、(人間がどうして戦争をしてしまうのか)をとことん問い詰めているところです。過去から学ぶ姿勢、徹底的に戦争経験者を探して話を記録してくれたことです。

        実は私は、日本の平和教育の中心にヒロシマ・ナガサキの原爆の悲劇が置かれていることに常々疑問を抱いてきました。なぜなら、それはその前の日本の侵略戦争があるからこその結果。その前の「戦争の加害者だった日本」を語らないで、「被害者の日本」のみを伝えるのは片手落ちという思いがありました。

        戦局が悪くなった終盤になって、日本は米軍の攻撃を沖縄や本土で受けるようになった。

        (日本に誇りが持てなくなる教育は間違い。もっと愛国心を育てる教育へ)。「南京大虐殺はなかった。侵略戦争ではなかった。日本はアジア解放のために戦った」など、長期政権下では、歴史が歪められていきました。加害者だったことから目をそらし、特攻への礼賛まで聞かれ、教育勅語の復活まで始まり、森友学園問題では、森友学園の幼稚部・塚本幼稚園の軍国主義教育をテレビが放映して軍艦マーチの演奏、教育勅語の集団暗唱に度肝を抜かれました。それでもなぜ国民が長期政権を許してきたかは、私にとっては、今もって日本の選挙民の七不思議です。<本の感想の詳細はamazonに書いたので、ココから読んで下さい>

       *以前は、読書感想をセブンイレブン系のサイトに入れていましたが、それが一時閉鎖され頓挫。今は、amazonにこのサイトと同じfelizmundoの名で感想を書いています(ココ)。時に、感想を入れようと思って自分の過去のコメントを見つけて苦笑。でも、逆に認知症の警戒警報発令機能付き~という考えで、ずっと良きにつけ悪きにつけコメントする価値があるものは公表しています。

        特に最後の方の、(性善説で人間を考えるのは甘い)と突きつけられる7章には度肝を抜かれた。

        でも、考えれば身近なニュースでも、口では「皆さんのために一生懸命働かせて下さい」なんて選挙前に叫ぶ国会議員も、お金があれば遊びたい。結婚していても女子学生とお金でデート(吉川元自民党岸田派議員)。大臣室で賄賂を現金で受け取って逮捕された(吉川元自民党農林水産大臣)など、人間は弱くて堕落しやすい。

        戦争が、弱い人間の残酷な面を引き出してしまうという指摘には、思わずゾッとしたが頷いてしまった。

        そして、戦争の反対にあるのは、人間の本質的な優しさを引き出してくれるSDGsのように思う。そして、現実の地球が、もはや戦争で大切な人の命や資源を虚しく失う行為を許せないほど問題が山積み。人間が戦争など醜くしている時間を与えていないという認識を世界のすべての人が持つべきだと思う。

        なぜなら、いまは、小さなこだわりや恨みを超えて共に地球に生きる者をして持続可能な共存を目指して手を取り合って平和な世界を築く最後のチャンスの時期だと思えるからだ。
   

コメント
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