今日は夕方から天気が崩れ、雨こそ降らないまでも彗星はまず無理。ことによって月は?と心配していたら、夜7時前に東空を見に行った時も月の姿は見られず一面曇り空でした。
それでも、夕食も食べてのんびりして外を覗くと、月が南の天頂近くにぼんやり姿を見せ始めていました。
雲の中を泳いでいるようで、忙しいお月様。なかなかシャッターチャンスがなく、しかも、焦点を合わせる暇をあたえてくれなかったので下のような写真しか撮れませんでしたが、それでも無事に今日もお月様に逢えました。
<2024年10月16日20:10>*画像をクリックすると、youtubeの<雲の中を泳ぐ月>の動画が見られます。
ここ数日、図書館で偶然みつけた「19歳で人工肛門、偏差値30の僕が医師になって考えたこと」(医師・日本うんこ学会会長 石井洋介:著)という本を読んで感心しました。親の離婚や、父親との生活から母親との生活へ、母が再婚。高校受験で大学への一貫校に入るも、下血で難病の潰瘍性大腸炎とわかり入院。勉強について行けずに不登校に・・・そんな彼がその後どうなったかは、是非本を読んでみて下さい。 道を迷わずこんな風に生きる医師がいることを、とても心強く思いました。
・資本主義の物差しで障害や人との違いを差別的に扱う人は確かにいると思うけれど、そのような偏見はない方がいい。なぜなら、誰だっていつ自分が弱者になるか分からないのだから。
・人の役に立てている、誰かに貢献できている、ということが自分をこうていできる材料になっていた。でも、「認められて価値を上げることにこだわりすぎていた」のに気づいた。つらいことを見せずに何がなんでも頑張ろうとしてきた。でも、そんな仲間はそんな僕を痛々しく感じていたかもしれない。自分の弱みをみせて「できないから手伝ってほしい」という面をもつことは「何でも手伝います」と一方的に貢献する立場より、良好にお互いに必要とし続けられるのだと思う。弱点が誰かに役割を与えることになることもある。弱点は埋めるだけがすべてではない。弱点のないスーパーマンを目指す前に立ち止まって考えるようになった。
ちょっと、これは覚えておこうと思い自分のためにメモのように書きましたが、19歳で人工肛門、偏差値30の石井医師の生き方、若い人に知ってほしいと思いました。イチローや中村哲さんも、オススメですが~。