今年は春が早いかと気を持たせておいて、なかなか春にならず、今日になって急にウグイスが鳴き、桜の蕾が例年より遅れて開花したようです。
さて、ではまず、いつものように先月の月の巡りを振り返ってみます。
あまり、目立った天体現象もなく、でも、「3月の惑星」で、水星までは肉眼ではみつけられそうにないけれども、夕方西空で木星と水星がみられますと予告したのは、私も2回水星を撮影することができました。
この小さい水星は、下の写真の明るい木星の下にいたのですが、雲の形で、水星の場所が分かっても、下の写真では水星はみつけられませんでした。
水星を見つける難しさが分かっていただけたでしょうか?
さて、では復習はこの位で、4月の惑星をみていくことにいたしましょう。
水星:1番よく見えると言われていて上のような状況で、早く沈むようになって、夕方の空に移動していくきみられません。
金星:いまは日の出前の東の空低くにいますが、太陽にどんどん近づいてみられません。
火星(土星):これは、4月1日の未明5時の空ですが、金星は低くて見づらい。その上に土星がいますが、土星も見えづらい。火星は、その土星の上にいますが、それでもかなり低いので、あまり期待できません。しかも、未明の暗い内に起きて天気がいいとは限らないし、しかも、肉眼でみつけづらい低い位置。無理する価値はなさそうです。
木星:水星写真と一緒に撮れている写真で分かるように、今は明るく夕方の西空で肉眼で見つけられます。でも、4月中旬にも、沈む時間が夜8時とはやくなるので、本当に見たい方は今の内ですよ。
土星:火星のところで説明したように、見づらいです。
あれあれ、3月も寂しかったですが、4月はさらに寂しい惑星ですね。それでは、あまりに寂しいので、木星を月と一緒に愛でて、見納めとできる4月10日と11日の空を国立天文台のサイトから転載してご紹介して置きますね。
この日に、雨だ、曇りだなんてことにならないようにお祈りして、晴れにして楽しみましょう。
天体ニュースとしては、いま、4月の今の内なら、夕空低くでポン・ブルックス彗星が見えているようです。天体望遠鏡がないとみられませんが、どんな風に見えるかは、layout3さんの「24/03/10・13 弥生新月の陣 part.5 リベンジの予定だったのに…。主砲で撮った「ポンス・ブルックス彗星」も大誤算!というので、私は楽しませて頂きました。大誤算とか謙遜していらっしゃいますが、きれいな彗星の姿が見られますよ。
あと、4月9日にメキシコや北米で皆既日食がみられるそうです。残念ながら、日本ではみられません。お友達がそちらに住んでいる方は、教えてあげましょう。
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