昨日10月27日、人々の注目を集めながら突然の打ち上げ中止となった「イプシロン」。ポルトガル語で「イプシロン」はアルファベットのYのこと。わたしのイニシャルをロケットの名前に付けてくれたんだ~なんて喜んでいましたが・・・調べてみると、意外にも「イプシロン」はギリシャ語ではEのことらしい!? ギリシャ語でYは、「ウプシロン」というそうで、そういわれてみると、YはややUにも似ている?
ついでに、あれこれ調べると、イタリア語も「イプシロン」、ドイツ語では「イプシーロン」でY。どうして、ギリシャ語のEが、Yになってしまったのか不思議。でも、考えるとスペイン語のYは and(また)の意味でイと発音されるし、英語でyes イェスと発音されて、Yはイと仲良しのようだ。
フランスでは「イグレク」スペイン語では「イ・グレエガ」で、これは、「ギリシャ語のイ」と言っているようで、もしかしたら、下に書いたようにEがエーやウの発音に置き換わってしまってYのことを、ギリシャ語でイと言ったあのイの音がこのYだよ~と言っているような???
アルファベットの呼び名なんて、万国共通でよさそうなのに、実はこんな感じ。
ポルトガル語のEはエーで、Iはイー、Gはジェー、Jはジョータ
スペイン語の Eはエ で、Iはイ 、Gはフェ 、Jはホータ
ドイツ語の Eはエーで、Iはイー、Gはゲー 、Jはヨット
フランス語の Eはウ で、Iはイ 、Gはジェ 、Jはジ
英語の Eはイー、Iはアイ、Gはジー、Jはジェーとはかなり入り乱れて違っている。言葉が、旅をして伝えられている間に入れ替わってしまったのか?
子供が小さい時、言葉がうまく言えずに、「メガネ」を「ガマメ」とか言っていたのを思い出した。伝言ゲームのように、しっぽに行くと言葉が違ってしまったのだろう。
という訳で、ロケットのイプシロンは、Eであって、私のイニシャルのYでは残念ながらないようだ。
イプシロンの名前の由来については、その開発責任者・森田泰弘さんが「固体ロケットの伝統としてギリシャ文字(「E(イプシロン)」)を使ったことと、Evolution(改革、革命)という思いを込めている……と語っている。
その革命的なところはというと、
「イプシロンはレーシングカーと乗用車の中間というイメージです。性能面でレーシングカーに近いポテンシャルを保ちつつ、コストや使いやすさは乗用車」
ということで、従来とはケタ違いの少人数、短時間で打ち上げられるようにして、ロケットをもっと先進国以外の国にも手の届くものにしていこうということらしい。
(出典: ヤフー「ネタりか」)
さて、さて、台風の後の9月初旬の再打ち上げになるようだが、私のイニシャルではなくても、心からその成功を祈る気持ちに変わりはない。
宇宙が、より多くの人に喜びを分かち、広い視野を与えてくれる場であることを願う!
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